【感想・ネタバレ】【電子限定おまけ付き】 異世界の王に愛の花はほころぶ 【イラスト付き】のレビュー

鏡コノエ / カズアキ

【イラスト付き】 手品師の青年リュリュは、ある夜、丘の上で突然不思議な手に引きずり込まれ、異世界に召喚されてしまう！
そこは山羊のような角を持つ若き王・オズタークが統べる魔法の国『ユナ＝セラ』。その日は繁殖期に入った王が異界から王妃となる伴侶を呼び寄せ、子孫を残す大事な儀式の日だった。ところが儀式は失敗し、リュリュは城の客間に閉じ込められてしまう。そこへ突然、光につつまれた謎の子猫が現れ、「繁殖期間中に子孫を残せなかった王はやがて世界から消滅する」という重大事実を告げてきて…!? 電子限定書き下ろしSSを収録!!

[ふ · ★★★★☆]

少しもどかしい

王が大きな愛で見守っているのに、主人公がずっと後ろ向きで、イライラするなとよんでいましたが、途中からだんだん読んでいて楽しくなってきました。ルーカスは最初からそうじゃないかと、解ってしまうところが残念。異世界物でも、設定が変わっていて新鮮でよかった。
イライラさせられるところはイライラでなく切なくさせられる方が好み。
前国王と前王妃のストーリーを読んでみたい。