【感想・ネタバレ】史料で解き明かす日本史のレビュー

あらすじ

日本史には誰もが知っているような謎があります。「邪馬台国はどこにあったのか」「明智光秀はなぜ信長を討ったのか」などです。一方、教科書に書かれているようなことの中にも、多くの謎や疑問を見出すことができます。例えば、「大化の改新の真の首謀者はだれか」「頼朝はなぜ平氏を打倒できたのか」「水戸黄門は本当に名君だったのか」などです。本書では、そうした歴史の謎を古代から近現代まで40テーマ取り上げ、証拠となる史料を読み解きながら新しい研究成果に基づいて明らかにしていきます。歴史学者たちがどのような視点で史料を読み、どのように歴史の実像を浮かび上がらせていくのか、その過程も垣間見ることができます。平易な解説で史料に触れながら歴史学者たちの謎解きを楽しめ、古い通説や俗説の認識を改められる一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  原始・古代
第2章  中世
第3章  近世
第4章  近現代

<内容>
栃木県の社会科の元先生。多くの著作もあるが、授業案やヒントになる著書も多数。サイトもあって参考にさせてもらった(現在は閉鎖)。この本はそれを読み物風にしたもので、来年以降の新科目「歴史総合」にも応用可能なものが多数。教科書に載る歴史事項が「事実」ではなく、研究の深化により、解釈が変わっていることを多彩な知識で読み解いていくもの。40テーマに分かれているので、どこからでも読める。

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2021年05月06日

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