あらすじ
転入した学校も、同居を始めた祖母も、全て気に食わない美波。けれど、落語のネタにしようと祖母の言動を観察するうち、何かが変わり始めて・・・。不器用な少女が周囲との絆を育み居場所を見つけるまでの物語。ズッコケ文学賞受賞作家、待望の2作目!
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Posted by ブクログ
毬乃さんのようなおばあちゃんだったら美波は絶対逃げ出していると思うのに毬乃さんのネタ帳まで作るんだったら美波は「おばあちゃんのことが本当は好き」なんじゃないかと思いました。
Posted by ブクログ
東京から田舎へ引っ越してきた美波。
町も学校も気に入らなくてアウェイな感じ。
中でも一緒に暮らし始めたおばあちゃんが嫌味ったらしくてイラついて…。
表紙の通りちょっとすねた?やさぐれちゃってる美波。
友だち付き合いでも、意地をはったり、優しさをお節介に感じたり。
だけど、合わせて2人しかいない演劇部で落語をすることになって、美波の中の何かが変わり始めます。
読み終わって、微笑んでいる自分がいました。
何かいいんです!美波の素直じゃないところやおばあちゃんとのバトルチックな関係とか。
自分で「世界一かわいげのない孫だけど」と言った時点で、美波ちゃんは十分かわいい、いい子です!(←力説!)
一つ心配なのは、演劇部、来年は「落語部」になってるかも―?(笑)