【感想・ネタバレ】闘鬼 斎藤一のレビュー

あらすじ

なぜ彼はそこまで“闘い”に心酔し、鬼と化したのか。十代の終わり、些細な喧嘩から人を殺めた斎藤一は、斬る悦びに目覚め、誰もが恐れる新選組最強の剣士となった──。命懸けで仕掛けた芹沢鴨暗殺や池田屋襲撃など、血なまぐさい事件を重ねてきながら激動の幕末を駆け続けた男の生き様。息を呑む展開、手に汗握る剣戟場面、胸を震わせる結末。注目の正統派時代作家による、渾身の長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

余り描かれる事のない斎藤一の新選組物語。

私は歴史を含めて新選組が好きなので、近藤勇が芹沢鴨亡きあと、増長した話等も知っていますが、改めて活字にされると(−_−;)

人を斬ることに長けた男が組織の中で葛藤し、たどり着いた境地。それへ導いた友沖田総司も師である近藤勇もないのは、やはり切ない。

き残った隊士達はそれぞれの余生を過ごす中で、彼が残された事がよかったのか、悪かったのかはわかりませんが……。

解説にもありましたが、るろうに剣心の斎藤さんに近いイメージがありました。

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2021年05月01日

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