あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー『コルセット協奏曲』の特別付録つきです。
逃亡中の巫女・アイリスは、思いがけず
お世話になることになった騎士・ジュオルノのお屋敷で、
落ち着いた生活を手に入れつつあった。
聖女選定の儀を目前に控え、
これさえ終わればもう本当に自由になれると思っていた矢先、
アイリスは誘拐されてしまう。待っていたのは、
かつて彼女を妾にしようとしていた男爵で——。
聖女をめぐる争いに決着がつく「廃棄巫女編・後半」、
聖女と女神の秘密に迫る「白き巫女編」他、
書き下ろし番外編を加えて描く、
アイリスとジュオルノのとびきり甘い恋の行方は?
感情タグBEST3
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最後はホッとさせて頂きました
誘拐のドキドキの展開、令嬢との再会、女神の報復からの呪い、すごく重いでもとても考え察せられるお話の後
やっぱり甘々の溺愛の渦でホッとしました。
報復と祝福。信仰と畏怖。
人の欲望に際限なし。だからこそヒロインの清廉さは貴重なのだなと再認識。
女神様って残酷な御方だなぁ、でも愛ゆえに…そう解釈すれば可愛くすら思えるし公正なんだよね、誰よりも。
恋愛要素も大事だがそれたけではこれ程の満足感は得られない、きっと。
上下巻の纏まりも見事で言う事なし!さすが作者様、またまた好きになりました。
胸キュンでした!
ヒロインのアイリスが無事に助かってほっとしまきた。彼女の純粋な優しさは、ジュオルノに効果覿面で、二人の反応が可愛くて、見ていてにやにやしてしまいました。
やっぱり女神の報復がエグかった
前巻に続いて購入。
おもしろかった。
誘拐騒動なんて起きちゃって大丈夫なの誘拐犯!と誘拐犯が心配になりましたなりましたが、やはりここでも女神の報復が大変エグくてもう青ざめてしまいました。
そういや前の巻でアイリスが男爵にゲロをブチかますシーンがありましたが、あれは斬新でしたねぇ。ヒロインがゲロをブチかます。ハリウッド映画のようです。
今巻は、色々な登場人物の詳しいエピソードが色々入っていたのでそちらも楽しく読みました。
童話を読んでいるようなわくわく感がありました。
主人公2人が幸せになっていく未来が目に浮かぶようんsラストでよかったです。
また別の作品も楽しみです。
苛烈な女神様
神とは、人間には理解できない未知の存在である、という。なんか、そんな女神は自分の娘と呼ぶ聖女に対して異常なまでの保護を見せ、呪いの宝石までを生み出し、それが新たな呪いに利用される、そんな世界観。流石の世界観を打ち出してありますね。人間の愚かさ、業、そして愛。それに女神の極端な愛情が重なって、物語は展開していきます。ヒロインちゃんも置いていかれそうな勢いです。全てが落ち着いて、彼女が教会に足を踏み入れる日が来るかどうかはわかりません。彼女の心がそこまで成長するかどうかですね。