あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー『想いを込めた手紙』の特別付録つきです。
聖女候補として教会で巫女勤めするアイリスはある日、
自分が聖女選定の儀式が終わり次第、廃棄巫女の烙印を押されて
成り上がりの男爵に妾として売り飛ばされる予定であることを知る。
「どうせ自分は聖女に選ばれないし」と教会を逃げ出したアイリスは、
道中の馬車で具合の悪そうな青年を見つけ、うっかり巫女の力で彼を治してしまう。
ところが助けた青年は爵位持ちの騎士様で、教会を逃げ出して来たことがバレてしまい……!
甘くて美しい「小説家になろう」の人気作、書き下ろし満載で登場♡
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不器用な愛
人からの愛を知らずに生きてきたアイリス。家族的な愛は受けながら、異性としての純粋な愛を感じられずにいたジュノ。
二人の不器用な愛がとてもいじらしくて、それを見守るお屋敷の方々の暖かさがとてもうれしくなります。
でも、この二人の対面している局面をどの様に解決していくのか?
ドキドキのままで幕を閉じてしまったので、早急に下巻を手に入れたいと思います。
珍しい髪色だったり身分が低いだけで不当な扱いを受ける。
それを当たり前に受け入れていたヒロインの勇気ある一歩。自分に自信がなくても、身に着いた聖女としての誇りがとても眩しくて。感謝されることに不慣れで、幸せになることに恐れを感じ、涙を流す姿が可愛すぎて。ヒーローやエルダ達が過保護になる気持ちがよーくわかる。
愛しくて堪らない存在が捕らわれたまま下巻終了。
この先の展開が楽しみで仕方ない。
素晴らしくよい
作家さん買いですが、大変よい買いものをしました。
すっごくおもしろかったです。
イヤなやつが本当にエグいくらいイヤなやつで、まぁぎゃふんと言わせられる瞬間が大変スッキリしました。
エグいと言うなら女神の報復も大変なエグさで、ファンタジー界の女神のイメージがガラッと変わりました。
怖すぎる。
アイリスは切ないほどに虐げられて自分というものを若干見失っているのだけど、周囲の優しさで取り戻していくプロセスには泣けます。
幸せになってほしいなぁ。
続きも大変楽しみです。
Posted by ブクログ
孤児院に捨てられ、巫女としても苦労し、豚男爵に売られそうになるアイリス。
騎士様に助けられ、やっと優しい人達に囲まれた生活にと安心するも、男爵に誘拐されてラスト。下巻が待たれます。
幸せにしてあげて
孤児院に捨てられて、聖女候補になっても下働きを強要され、挙げ句の果てに売られそうになるなんて。正直言って、周囲には一人も人間らしい心の持ち主はいないのかと思いました。それが、助けられて、やっと自分がどれだけ辛かったのか理解できたところで攫われるなんて。ヒロインには、今まで辛かった分幸せになって欲しいです。なんか、女神様がいろいろ殺ってくれそうで、ドキドキします。
上下巻読破。
下巻は割と早く事件が収束してちょっとあっけないかな、と思ったけれど、白き巫女編でもやもやが残った部分が一応解決した感じです。
アイリスが幸せになれてよかった。
でもリリィだけちょっとかわいそう…彼女もこれから先、報われるといいなぁ。