【感想・ネタバレ】仕事で折れない心のつくり方のレビュー

あらすじ

「なんか調子が悪い」「この仕事向いてないかも」「やりたいことがわからない」――仕事をしていても、日常生活でも、なんとなく心にモヤモヤしたものを抱え、このままでいいのだろうかと不安を抱えているビジネスパーソンが増えている。本書では、精神科医の名越康文先生が、そんな現代人が抱えるモヤモヤの正体を明らかにし、自分自身をどのように受け止め、肯定していけばよいのかをわかりやすく解説。仕事との向き合い方から、他者とのかかわり方まで、「折れない心」をつくるためのコツを指南する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

手に取った時の期待の50倍くらい良い本だった。著者は精神科医。心理学とは自分の弱さを知り、その弱さを抱えてどう生き抜いていくかの助けになるという立場から、いろいろなヒントを書いている。
*だめな自分をありのままの自分として受け入れて、他人と協力、コラボレーションする道を模索する。
*仕事で気分が乗らないとか、やりたくないという微妙な違和感を大切に、正確にキャッチできるようにする。そしてそれを回避したり、乗り越えたりを自分でコントロールできるようになる。それを重ねる事で、やりたいことが見えてくる。
*不調のサイン イライラする、決められない、話を盛るなど。自分をモニタリングすること。
→これはバイオリズムの把握の大切さだと理解。
*家族関係 愛情と仕事のタスクを明確に区別。。人間関係がこじれたときは愛情タスクをワークタスクにおきかえる。
思いやって欲しいという感情を、この役割を担って欲しいと置き換える。どう振る舞えば家族が快適に過ごせるかを、自分が役に立てるかという視点で考える。
*コミュニケーション 雑談は大事。会話のリズムをつかむ。
*祈りは最強の心理療法。身近な人の幸せを祈るところから始めよう。被害者意識が断ち切れる。逆に怒りは最悪。
*集注欲求 他人から注目されたい欲求 これが大きいと、人から非難される事を避ける事なかれ主義と自己防衛欲求が高くなる。他人の評価を下げたくなる。
*人は毎日のように、自分のパーソナリティに投資している。
*自分がどんな人に、どのように嫉妬しているかを知る。劣等感は行動を変える羅針盤。
*人間は他者に貢献したいという共同体感覚を皆もっている。元は仏という仏性にもつながる。日々の小さな悩みを丹念に解決していくことが、大きな成長につながる

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2023年03月26日

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