あらすじ
アメリカ国民の半分は、2020年の大統領選挙において、民主主義制度の根幹をなす選挙制度が、民主党によって崩壊の危機を迎えていることに激しく反発し、幻滅している。これからのアメリカ政治は、こうした米国民の悲しみと怒りのファクターを内包して進んでいく。トランプ第二次政権は(現時点では)幻となったが、彼が行なってきた、そしてこれから行なうとしてきた施策を検討することで、バイデン政権の危うさが浮き彫りになるだろう。本書は、先の大統領瀬選挙での不正、反トランプデモ、米中対立などをテーマに、日米のメディアが伝えてこなかったアメリカ民主党の腐敗ぶりに加え、今後の世界に与える影響を分析した。最新の公文書など多くの資料を駆使して暴かれるエリート政治の実態に、読者は驚くであろう。そして、アメリカ政治の行方を占うのは、いまも「トランプ」であることに変わりはない。
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Posted by ブクログ
政治でもなんでも、2つ以上の意見がある時には、そのどちらの意見も知りたい私。
トランプ氏を支持している人の意見は、ネットにはあるが、主要なメディアではまず取り上げられない。
陰謀論だとか、頭がおかしいとか言われていることは耳にしてはいるが、真剣に支持している人の考えを知りたかったので、とても参考になる一冊だった。
私が中学生の頃に憧れたアメリカはどこへ行ってしまったのだろう。音楽、映画、文学。あの頃にアメリカが感じられない。そして、これからどこへ向かっていくのだろう。
日本とって、一番重要で大切な国なのに…。
Posted by ブクログ
私は極端な政治的思想の持ち主ではない。左でも右でもない。少なくとも極左や極右ではない。
その前提で、この本は読んで損はないと思う。普段私たちが接しているメディアは強弱あるにしてもほとんどが基本的にリベラル系(あるいはリベラル系の受け流し)。つまり知らず知らずのうちにバイアスの掛かった見方の入った情報を浴びている訳で、この著書のように扇情的な陰謀論者とは一線を画す、冷静な保守側からの米国政治の裏側解説は貴重。
繰り返しますが、この著者の書いていることが全て正しい見方であり真実であるかどうかは分かりません。まあ、政治の世界は所詮は狐とたぬきの化かし合いでしょうから、共和党側にもダークな面は多々あるでしょう。…が、ニュースの見方のバイアスバランスを取るために、こちら側の見方を知ることも有用と感じる次第。
…それくらい、結構「衝撃的」です。こちらの内容。