あらすじ
優れた容姿の双子の妹を持つ、伯爵令嬢ノーラ。人々にもてはやされ、我儘に育った妹は、ノーラから何もかも奪っていく。そんな辛い生活を耐え忍んできた、ある日。パーティーの最中、妹はノーラに言った。「ねぇ、お姉様。私に聖女の座をちょうだい?」聖女はノーラにとって、とても大切な称号。それすらも奪われるのならば――自分から全て捨ててしまおう。ノーラはそう決意し、新たな地で第二の人生を始めることにして――「私がいなくなったから、祖国が滅亡の危機? でも、もう私には関係ありませんよね?」祖国を捨てた元最強聖女の復讐劇、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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こんなざまぁもあるんだ
可愛くて誰からも好かれる双子の妹をもつノーラ。
ノーラが持つもの何でも欲しがり奪っていくルーシー。見た目が良ければ聖女になれると思っているルーシーもその周りの取り巻きも考えがなさ過ぎる。そんな二人の両親も。
こんな人たち、見捨てようと思い至る気持ちは分かるし、絶対的な味方であるジンとベヒモスの存在がノーラにとってどんなに心強かったことか…。
ノーラの恩恵がどれほどのものかを思い知らされた祖国に一度きりの情けをかけたあたりはノーラらしいと思うし、こんなざまぁもあるのね、としみじみ。
ザマァ展開にはスッキリだが。。
楽しく読ませて頂きました。
王道のザマァ展開もあり目に見える悪人は断罪されてスッキリはします。
後は私的な感想なので視点や考え方の違いはあると思いますがヒロインが完全な善ではないかなぁと思いました。皆んなそれぞれどこかしら悪の部分があるなーと。まぁ誰視点で見るかにもよりますが結構考えさせられる物語でした。
でもやっぱりヒロインが精霊王様と幸せになってくれたのは良かった。そしてお菓子が食べたくなりました。笑
可愛いだけの無能な妹に聖女の座
ヒロインが最後には幸せそうでよかった。
何だかんだで一番の悪は親。こんな親でなければ姉妹仲はこじれなかったのでは。
王様いい人
可愛い妹に諸々奪われる姉が実はチートなわけですが、ありがちな王族もおバカな展開ではないです。
むしろ、国王良い人。
しかし、なぜヒロインをもっと早くに保護しなかったのかは謎…
両親&元婚約者&元凶の妹はしっかりと罰を与えられるのはスッキリかな。
ヒロインは精霊の国に逃げて幸せになったし。
ただ、国王はちょっと可哀相な気がしなくもい。
さくさく展開は進むので読みやすいと思います。