【感想・ネタバレ】頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きるのレビュー

あらすじ

ビル・ゲイツが2度絶賛!
「瞑想にずっと懐疑的だった私だが、
今ではできるかぎり時間を見つけて瞑想している」
「パーフェクトな入門書だ」――世界の偉人を
<改宗させた>読みながら実践できるマインドフルネス入門の決定版!


〈本書に寄せられたビル・ゲイツからの賛辞〉

「25歳のころの私なら鼻で笑っていただろうが、
今の私は妻のメリンダともども瞑想にすっかりはまっている。
大学時代に仏僧を志した著者プディコム自身のエピソードから始まる本書は、
瞑想のしかたを時に楽しく愉快に解説してくれる。
マインドフルネスを試してみたい人にはパーフェクトな入門書だ」
――〈2018年GatesNotes お気に入りの5冊〉より抜粋

「瞑想にずっと懐疑的だった私だが、
今ではできるかぎり時間を見つけて――許すかぎり週3回は――瞑想している。
私を宗旨変えさせたのは、この本と著者であるアンディが作った「ヘッドスペース」のアプリだ。
元仏僧のアンディは、つかみどころのない瞑想の概念についても、
多くのわかりやすいたとえやイメージを使って説明してくれる。
日々、ストレスを解消し心を集中させるしばしの時間が
誰にとっても必要なこの時代に、
はじめての1歩としてうってつけの1冊だ」
――〈2020年GatesNotes お勧めの本〉より抜粋



瞑想はよりよく生きるためのツールです。そしてそれは、マインドフルネスを実践するために、最適なコンディションをつくりだすためのテクニックにすぎませ ん。自分の心の中に、つねに静かで澄みわたった場所があるのを、いつでも帰れる場所があるのを想像してみてください。そして、本書で示される具体的なエク ササイズを参考に10分間瞑想を実践してみてください。その10分間は、一日をすべて自分のものにする時間です。瞑想をしなかった日をやめてしまう言い訳 にすることはせず、毎日続けてみてください。頭が「からっぽ」になる瞬間は必ず訪れます。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ


【読んだ理由】
YouTubeで何度か紹介されていたので。
瞑想を取り入れたくて。
あっちこっちに気が散りながら、マルチタスク、同時並行、効率最優先なわたし。
マインドフルネスに憧れあり。
今この瞬間に集中して生きてみたい。


【読んだ後】
瞑想の概念が変わった。

62
「空はいつでも青いのだ
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のように常に変わらないものだ。

頭を空っぽにしなければならない(空っぽを作り出さなければならない)のではない
瞑想とは、人為的な無心状態を無理に作り出そうとするものではない
青空すなわち「からっぽの状態」は、いつでもそこにある。

自分の心の中には、常に静かで澄み渡った場所がある。人はいつでも帰ることができる場所がある。
それは、人生にどんなことが起ころうと、落ち着いた安らかな気分でいられるということ。

70
よいものにしがみつこうとすることも、不快なものを懸命に取り除こうとすることも、すべて「抵抗」。
抵抗している限り、受け入れる余地は生まれない。受け入れられない限り、安らかな心は決して得られない。
『幸福はただの幸福だ。大騒ぎするものではない。悲しみもただの悲しみだ。大騒ぎするものではない。いつも心地よい体験をしたいという欲望を捨て、同時に、不快な経験をすることへの恐れを捨てることができれば、静かな心が手に入る。』

心地よい感覚を味わうことだけを望み、不快な感覚を常に恐れていないか?

80
瞑想←意識を研ぎ澄ますトレーニング
不快な感情を追い払えるとは言っていない。ただ、より意識を研ぎ澄ませていれば、不快な感情が湧いてくる隙がほとんどなくなる。ずっと不快な感情のことを考えていたら、当然、多くのすきを与え、それを自由に動き回らせることになる。だがそれについて考えなければ、それは勢いを失う。

不安になった時、不安になっていることに不安を感じる=反応

一歩下がってもう少し視野を広げ、もとの感情をありのままに観察し、意識を向ける

それはもう自分の出番は終わったとばかりに、どこかへ行ってしまう


160
あなたは身の回りに起きる様々なことで浮かれたり落ち込んだりし続ける。1日を通して変わらないことは、あなたの思考があなたの気分を左右しているということ。
意識していなければ、思考が全てを支配する。

マインドフルネスは一日中、何をしている時でもできるもの。
マインドフルネスとは、自分が今している行為に100%注意を向けること。
(10分瞑想の時間だけがマインドフルネスタイムではない!)
目的と集中と意識を保ちながら、ある行動からある行動へと移っていく◎

次はこれをしなきゃあれをしなきゃといった、何かをしながら別のことを考えている心ここに在らずな状態が、多くのストレスを生む。

「自動操縦」の状態で日々をこなしていく
⇔マインドフルネス

瞑想トレーニングとは、誰かのために、自分が本当の意味でそこにいられるよう心を訓練すること。
いつも自分の考えに沈んでいては、幸せを感じたり、誰かとの絆を感じることなどできない。



33
「からっぽ」=「幸福」ではない。
人はなぜか幸福こそが人生のあるべき状態であり、そうでなければ何かが間違っていると思い込んでしまう。

45
マインドフルネスのトレーニングをし、日々瞑想することでより良い精神状態を手に入れられれば、他人ともよりポジティブに関われるようになる
瞑想とは、どれだけ忙しくても、大勢の人と一緒でも、生活にマインドフルネスを取り入れ、より注意力を高めて日々を生きられるよう、その手助けをするもの。

57
生きるためには考える能力が必要。考えることは心の本質。道路は車が走るために作られているように、心は思考や感情を体験するために存在する。あらゆる思考が悪いなどと誤解してはならない。ただ、それらとの関わり方を知る必要があるのだ。自問しなければならないのは、思考のうち有用で生産的なものがどれだけあって、無用で非生産的なものがどれだけあるかということだ。

58
瞑想とは、コントロールを手放して一歩下がり、受け身の姿勢で注意を集中することを覚え、その一方で心を落ち着けて自然な意識を保つプロセス。
思考とは、ひとりでに浮かんでくるもので、どれだけ努力しても防ぎようのないもの。
一歩下がり、心を解放して自由にさせてやった時、はじめて本当に頭が空っぽになったと感じられる

62
「空はいつでも青いのだ」
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のように常に変わらないものだ。

頭を空っぽにしなければならない(空っぽを作り出さなければならない)のではない
瞑想とは、人為的な無心状態を無理に作り出そうとするものではない
青空すなわち「からっぽの状態」は、いつでもそこにある。

自分の心の中には、常に静かで澄み渡った場所がある。人はいつでも帰ることができる場所がある。
それは、人生にどんなことが起ころうと、落ち着いた安らかな気分でいられるということ。

70
よいものにしがみつこうとすることも、不快なものを懸命に取り除こうとすることも、すべて「抵抗」。
抵抗している限り、受け入れる余地は生まれない。受け入れられない限り、安らかな心は決して得られない。
『幸福はただの幸福だ。大騒ぎするものではない。悲しみもただの悲しみだ。大騒ぎするものではない。いつも心地よい体験をしたいという欲望を捨て、同時に、不快な経験をすることへの恐れを捨てることができれば、静かな心が手に入る。』

心地よい感覚を味わうことだけを望み、不快な感覚を常に恐れていないか?

80
瞑想←意識を研ぎ澄ますトレーニング
不快な感情を追い払えるとは言っていない。ただ、より意識を研ぎ澄ませていれば、不快な感情が湧いてくる隙がほとんどなくなる。ずっと不快な感情のことを考えていたら、当然、多くのすきを与え、それを自由に動き回らせることになる。だがそれについて考えなければ、それは勢いを失う。

不安になった時、不安になっていることに不安を感じる=反応

一歩下がってもう少し視野を広げ、もとの感情をありのままに観察し、意識を向ける

それはもう自分の出番は終わったとばかりに、どこかへ行ってしまう


160
あなたは身の回りに起きる様々なことで浮かれたり落ち込んだりし続ける。1日を通して変わらないことは、あなたの思考があなたの気分を左右しているということ。
意識していなければ、思考が全てを支配する。

マインドフルネスは一日中、何をしている時でもできるもの。
マインドフルネスとは、自分が今している行為に100%注意を向けること。
(10分瞑想の時間だけがマインドフルネスタイムではない!)
目的と集中と意識を保ちながら、ある行動からある行動へと移っていく◎

次はこれをしなきゃあれをしなきゃといった、何かをしながら別のことを考えている心ここに在らずな状態が、多くのストレスを生む。

「自動操縦」の状態で日々をこなしていく
⇔マインドフルネス

瞑想トレーニングとは、誰かのために、自分が本当の意味でそこにいられるよう心を訓練すること。
いつも自分の考えに沈んでいては、幸せを感じたり、誰かとの絆を感じることなどできない。

230
睡眠がいつも完璧でないのはわかっているけれど、波があってもかまわない、と思えるようになった。

235
日々の習慣(歯磨きなど)を「今ここ」に在るための支点として利用する
→一日の中であちこちに短いマインドフルネスの時間が点在するようになる
→それらの時間は、自分が他の考えに入り込んでいないかチェックし、その時していたことに自分を連れ戻す「再集合」の時間となる

0
2023年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いい内容なんだけど、長い。
あくまで体感だが、瞑想・マインドフルネスってすごいよ!ってのが4割、著者の修行体験談が4割、肝心の実践方法が2割という風に感じた。

全体を通して概念的な話でふわふわしていたり、ところどころスピリチュアル味が強かったりする。また原作が英語なので独特な言い回しや話の展開の仕方がされており読んでいて少し疲れる(訳者の腕は素晴らしいと思った)。

☆自分メモ☆
・マインドフルネスはからっぽを得る手段
・生活を変えるのではなく、生活の感じ方を変える
・からっぽ≠幸福、からっぽ=感情より深くにある満足感
・考えはひとりでに浮かんでくる
・道路は車が走るため、心は感情を体験するため
・無理に沈めた感情はいつか浮いてくる

・導師の話『道』: わたしは交通量の多い道路の傍らにいる。行き交う車は感情を表している。わたしは時おり、かっこいい車に惹かれて追いかけたり、醜い車を追いやったりしようとする。でも自分が車(感情)を追いかけているのに気づいた時、わたしは元の場所に戻る。
・導師の話『青空』: 空は雲がかかったり雷がなったりすることがある。それでも飛行機から見れば雲の上はいつも青空。心も一時的な悪い感情に隠されていたとしても、奥底は腫れている。

☆エクササイズ☆
1 何もしない
2 聴覚か視覚に集中
3 体の感覚に集中
4 心地よさ、不快感に集中
5 自分の感情に集中
6 全身をスキャン

☆実践☆
1背筋を伸ばし楽に座る
2 5回深呼吸
3 エクササイズ
4 呼吸に集中する
5 心を自由にする

タイパよく情報を得たいせっかちな私には少し長ったらしく回りくどい本だったが、その点もマインドフルネスの世界観を教えてくれていたのかもしれない。

0
2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

瞑想、マインドネスフルの本

メモ
・僧侶とピエロは似ている。体の動きに徹底的に集中する点
・人生における幸福感も充実感も、他者との良い人間関係も全てはこころ次第
・私たちはなぜか、幸福こそが人生のあるべき状態であり、そうでなければ何かが間違っていると思い込んでいる。
・世界の見方を変えれば、実質的に自分のまわりの世界が変わる
・エクササイズ1 何もしない 目を閉じて1-2分そのままでいる。
・エクササイズ2 五感を意識する 五感の一つに軽く意識を集中させる。
・マインドフルネスはその生活の体験を変える方法を学ぶこと。心の底に充実感を持ちつつ、あるがままに生きるための道を見つけること
・あらゆるものや人をより意識するようになれば、他者のことを意識するようになる。他者を不快にさせていたり、他者が自分を不快にさせている原因に気づくようになる
・エクササイズ3 肉体の感覚に集中する お尻の感覚、足の裏、手の感覚、青空を思い出してみたり。
・エクササイズ4 心地良さ、不快感に集中する
 体のどこかの心地よい感覚、不快な感覚に集中する。心地よい感覚は人と分け合い、人の代わりに不快な感覚とともに座るというルールを取り入れてみる
・幸福とは心地よくいられる能力のこと
・エクササイズ5 自分の感情に気づく
 体の感覚と背後にある感情に気づく。体は重いか、軽いか、落ち着いているか、窮屈かなど
・エクササイズ6 頭からつま先までスキャンする
 どの部分がリラックスしていて、どの部分が窮屈か、全体としてはどうか
・瞑想は集中と深い理解このいずれかの要素を必ず包含する
・10分間瞑想は呼吸を主な支店として利用する。
・大切なイメージ 静かなプールの木
・できれば朝一番の習慣が良いかもしれない
・瞑想は毎日が異なる。繰り返すことで新しい視野で人生が見えてくる
・エクササイズ7 食べながら今ここを意識する
 食べ物を見て、どこからきたか、原産地はどこか、育てられたか製造されたかを考える。育てた人まで思いを馳せる。これをしながら自分の心を見つめてみる。食べられることに感謝する。
持つ食感温度に意識を向ける。なぜそれが好きなのか不快なのか、そう感じたのか
・エクササイズ8 歩きながらいまここを意識する
 体の感覚、重いか軽いか。リラックスしているか。匂いなど五感にも意識を向ける
・エクササイズ9 走りながらいまここを意識する
 走る前の心を確認する。体の暖まりは。走っている時の心は。足の裏が地面を蹴る感覚は
・エクササイズ10 眠りながら今ここを意識する
 深呼吸しながら、強張りがほぐれるイメージ。思考や感情が遠くに消えていく
 集中的に1日を振り返ってみる。起きた時の気分は。出来事は。会った人は
 次に体の感覚に注意を戻し、足先からスイッチを切っていく

0
2023年10月28日

「学術・語学」ランキング