【感想・ネタバレ】改訂新版 図解でわかる はじめての 材料力学のレビュー

あらすじ

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材料力学の基本を丁寧に解説した,初学者のための定番テキスト。
大学生,高専生が「材料力学」を学習する上で必要な,基礎,重要項目をわかりやすく解説してあります。

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Posted by ブクログ

【目次】
1. 序論
2. 棒の引張りと圧縮
3. 棒のねじり
4. 真直はりの曲げ
5. はりの曲げ応力と断面形状
6. 真直はりのたわみ
7. 組み合わせ応力
8. ひずみエネルギによる弾性問題の解放
9. はりの複雑な問題
10. 柱
11. 骨組構造

【メモ】
⚫︎材料力学は変形する物体を扱う力学
・スカラー量…ひずみエネルギー、体積ひずみ
・ベクトル量…力、変位
・テンソル量…応力、ひずみ
⚫︎応力-ひずみ
・公称応力と公称ひずみ
→荷重を初期断面積で割った応力、伸びを初期標点距離で割ったひずみ
→特に断りがなければ、材料力学ではこれを応力、ひずみと呼ぶ
・真応力と真ひずみ
→変形途中の真の断面積で割る、ひずみの増分を積分して得る
⚫︎3点曲げと4点曲げ試験
・JISでは「曲げ試験」は3点曲げ、コンクリートの「抗折試験」は4点曲げ
・SFD(せん断力線図)とBMD(曲げモーメント線図)を描くと違いが明瞭のこと
・3点曲げでは、危険断面に応力集中が生じて応力分布が複雑になる
⚫︎ひずみエネルギ
・外力が弾性体にした仕事は、物体内部に弾性エネルギとして蓄えらえられる
・ひずみエネルギU=∫Pdλ(荷重-伸び線図の面積→Nm=J)

【感想】
 本書は、初学者を対象に、テンソル量としての応力やひずみの概念を理解してもらうことを目標の一つにしているという。引張、圧縮、ねじりの説明の後、曲げについて詳しく説明されていて勉強になる。
 先に読んだ『これならわかる図解でやさしい入門材料力学』よりも例題が少なくて解説が多く、こちらの方が個人的には理解しやすいと感じた。

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2025年05月31日

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