【感想・ネタバレ】ゲーム・スマホ依存から子どもを守る本のレビュー

樋口進

同じように楽しんでいても上手に使える子とそうでない子がいるのはどうして？
WHO（世界保健機関）の国際疾病分類最新版ICD-11でゲームへの依存が病名として認められたことで注目を集めるようになったゲーム依存。近年はスマホでのゲームに依存する人が増え、より問題が複雑になってきています。
ゲーム・スマホ使用はそれ自体を止めることがとても難しいという点がほかの依存との違いです。
本書はゲーム・スマホ依存の基礎知識とともに、ゲーム・スマホ使用を適切にコントロールするためにご家庭でできること、依存状態から回復するための対処法を解説します。

[ブクログ · ★★★★☆]

ゲーム依存、スマホ依存について簡単に仕組みを知りたい、対処法を知りたいという人にはとっつきやすいのではないかと思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

複数の研究で、父親が積極的に育児をしている家庭では、子どものスマホ・ゲーム依存のリスクを下げることがわかっている。
このことからも、母親だけに任せきりにせず、父親や祖父母、地域の大人など、複数の大人が子供を見守り、気にかけることが大切。そうすることで、子供の自己肯定感が育つ。

子供は、学校や友達に大きな影響を受ける。もし、学校を選ぶことができるなら、スマホやゲームの利用について厳しく指導している学校を選ぶとよい。なんでうちだけ‥という不満を子供が持ちにくいから。