あらすじ
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なぜ人生はこんなにも生きづらいのか
夏目漱石の「こころ」と累計発行部数1位を争う自伝的小説。太宰治は連載完了と同時に自殺。2010年に生田斗真、2019年に小栗旬さん主演で映画化
ネグレクト、幼児虐待、アルコール依存、薬物依存、自殺未遂、現代に通じる社会問題が描かれ、現代の生きづらさに通じる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私には、この世界にはまともな人間など存在しないように見えます。みんな人間失格だからこそ、この本に共感できる人も多々いるのではないでしょうか?
(漫画版の感想)
Posted by ブクログ
私はこれまで、「まんがで読破」シリーズ(イースト・プレス)と「マンガでBUNGAKU」シリーズ(三栄書房)の『人間失格』を読んできました。
それらと比較してみますと、大雑把に言って、
【まんがで読破】
ストーリーとして読み応えあり。絵のタッチはやや古臭いが、古典作品の紹介には適しているかも。
【マンガでBUNGAKU】
絵のタッチが現代風だが、ストーリーとしての深みがない。
【本書】
絵のタッチは古くなく、ほかより大型ということもあって迫力もある。
ストーリーとしても深く読めるようになっている。
といった違いがあります。
私個人がお勧めするとすれば、
・「マンガでBUNGAKU」と本書なら、本書のほうがお勧め
・「まんがで読破」と本書なら、絵の好みによる
といったところです。
本商品の特長は、重要な場面の描写がとにかく優れているところです。
他方で、そんなに大した場面でない描写がやや手抜きに思えるところもあります。
きっと締め切りに追われていて細かいところまで手が回らなかったんだろうと拝察しますが、ちょっと残念でした。