【感想・ネタバレ】青空のルーレットのレビュー

あらすじ

青い空に浮かんで、俺達はビルの窓を拭く――メシを喰うために、家賃を払うために。けれど俺達はそれぞれやりたいことを別に持っている。音楽、芝居、写真、マンガ……。だから、俺達が窓を拭いているのは、夢を見続けるためなのだ! 熱く純なハートを持った男達の夢と友情を感動的に描いた表題作。ほかに、第16回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を併録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「高所窓ガラス特殊清掃作業員」つまり窓拭き業社に集うのは、漫画家、役者、アーティスト、小説家、芸人、様々なモノを目指す男たち。

彼らの生き方、素直なエネルギー、そういったものが背景にあります。
そしてストーリーは哀しさも含みながら、たどり着いた最後は爽快で温かな気持ちでした。
なかなか良い本です。

中編「多輝子ちゃん」も、高校生の初恋を描いた秀品。
切なくてもどかしく、そしてやはり素直な気持ちになれる物語りでした。

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2013年11月10日

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