あらすじ
アメリカの最先端企業はグロースのために何をしているのか?
日本企業のマーケティングにおける一番の課題は、「顧客との関係性の構築」という視点です。
日本企業が新規顧客獲得を重視するケースが多い一方で、アメリカ企業は「カスタマーライフサイクル」における顧客のステータスを「行動ベース」でしっかり押さえ、新規獲得した顧客を定着させ、さらにロイヤルユーザーへと進化させることを重視しています。
本書は、日本企業のマーケティングにおける課題を解決するための手法として、グロースマーケティングを提唱しています。グロースマーケティングは、DX時代において世界で勝つための企業・事業・製品・サービスの持続的成長にフォーカスした活動です。
・プロダクトを成長させるために、何から取り組めばよいかわからない
・デジタルマーケティングの成果が出なくて悩んでいる
・休眠ユーザーを掘り起こしたい。解約を止めたい
・データはたくさんあるが社内に散在しており、どこから手をつければいいかわからない
・マーケティング施策実行の根拠や成果について、瞬間の効果だけでなく、LTVやロイヤルティ向上に寄与したかを計測したい
・もっとユーザーが起こした行動データを即座に見たい、知りたい
・「 DX」「デジタルシフト」と経営層からいわれるが、何からやればいいかわからない
このような悩みを抱える企業にとって、グロースマーケティングが解決になると考えています。
【目次】
第1章 グロースマーケティングとは何か?
第2章 マーケティングの潮流をつかむ
第3章 グロースマーケティングの3つの軸
第4章 データ活用の肝 タクソノミー設計
第5章 最先端のマーケティングの今
第6章 実践企業に学ぶグロースマーケティング
第7章 実践!グロースマーケティングの進め方
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は「グロースハックとは異なる(ハックは急成長を目的とするが、本旨は事業の持続的成長を目的とする)」という主張だけど、『新規顧客獲得のためのコンバージョン設計』という意味ではほぼ同じ。マーケティング関係者にとっての『デジタルマーケティング』『DX』『OMO』『インサイド・マーケティング』『LTV向上』『カスタマー・サクセス』『コミュニティ・マーケティング』なども重なり合ってる。
以下の3工程を柱とする。
①見込み客の行動理解
②施策の高速回転(グロース・エンジン)
③的確な目標・指標設計
Posted by ブクログ
2021.06.29 この一冊でちゃんと理解できるわけはないが、グロースマーケティングの視点とやることがぼんやりと浮かんできた。これからはダブルファネルの下側が重要なのはよくわかるがどう定着させるかだなぁ。ノーススターメトリックスとイベント設計、プロパティ設計が重要だろう。