あらすじ
安倍政権から菅政権に移行し、何が変わるのか。改革派官僚として名を馳せた政策のプロと百戦錬磨の論客が “菅政権の正体”を語る。
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Posted by ブクログ
(2021/6/24)
前にも書いたが、私の抱く官僚像は、古賀さんの書籍を読んで作られたところが大きい。
今回安倍菅政権で起こる様々な事象を彼が開設することで、なおその意を強くした。
ちょうど赤木ファイルが出てきた日に読むことになった。
官僚を
消防士型
中央エリート型
凡人型
の3つに分類し、残念ながら消防士型は絶滅危惧種、凡人型、要するにサラリーマン官僚が増えている。
というかおそらくそれ以外はどんどん辞めちゃうんじゃないかな。
赤木さんはスケープゴートにされ、自死を選んだ。
会社にもただ会社に来てるだけ、の人が相当数いるわけだけど、
官僚の場合は権力を持っているから、サボタージュされると困るのは国民。
コロナ対応が後手後手に回る、もちろん初めてのことなので試行錯誤は仕方ないけど、
前例がないからと何もしない連中がいては試行錯誤にもならない。
それが今のこの日本の体たらくだ。
そのうえ、古賀さんが苦心して作った内閣人事局を安倍菅が悪用する。
…安倍一次内閣の時は本気で改革しようと思ってたんだろうけど、、
法に触れなきゃ何やってもいい、で、それに都合のいいように官僚の首もすげ替えた。
そうなりゃ官僚もそれに合わせて動く。
官僚が唯一弱いのは政治家に対してなのに、その政治家がまともでなければ官僚も暴走する。
特にたたき上げの菅さんは官僚を敵視しているから、その視点がくるっていれば、
佐高さんのいう半グレだから、官僚を変な形で支配する。