あらすじ
「60分でわかる!IT知識」シリーズから,「DX」に関する書籍の登場です。DX(デジタルトランスフォーメーション)は,ITの活用を通して,企業の組織やビジネスモデルを変革させてゆくことを指します。世界的に見てもビジネス上でDXに対応することは必要不可欠な流れとなっており,特に,コロナ禍以後のビジネスにおいてはDXは今後ますます重要となる課題でしょう。
本書では,そもそもDXって何?といった話から,世界と日本のDXの最新状況,業種ごとのDXによる影響,DXによる既存事業の変革および新規事業の開発などをわかりやすく解説します。
この1冊があれば,DXの現状と全体像,そして今後の展望をつかむことができるでしょう。
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Posted by ブクログ
買った頃にはまだAIが浸透し始めだったけど、今やすごい勢いなのは誰の目にも明らか。DXのことを何もわかっていなかったので、とっかかりに読むには短くまとまっていてわかりやすかった。例も豊富。
デジタルトランスフォーメーションは単なるIT化ではなくデジタル化によるビジネスモデルの変革。
DXの例
・QRコードからメニュー注文
・AI自動交通管制システム
・Uber
・Airbnb
・AIによる画像検品
日本は海外に遅れをとっている。手作業中心のレガシーシステムのせい。
既存事業をDXするか、思い切って未来を見据えた新規事業を立ち上げるか?後者の方が爆発力がある。
自社の資産を活かしてアイデンティティを変える。例:ディズニーと提携したApple、クリーンエネルギーのテスラ
プラットフォームビジネス…サービスの場を提供する。強い。
マーケティングオートメーション…営業のデジタル化。足跡分析やチャットボット
各業種におけるDX例
農業…GPSで生育監視、自動散水
広告…AIエージェントが情報をより抜き、弾かれてしまうかも。スマートグラス(これははやらない気がする)
小売業…ネット販売。店舗では体験、試着。無人店舗。
DX化を進めるためのステップ
時代の流れを理解して、これからの予測をできるだけリアルに想像する。能力を手に入れるために事業提携も考える。固定費や資産を軽くする意識。顧客も知らないものはわからないので全て鵜呑みにしない。アジャイル開発、MVP(コンセプト・プロトタイプを見せてフィードバックを得る)の開発
観光業についてのヒントが欲しかったからそこは残念。