あらすじ
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11人制で活躍する選手を育成するには、
指導者が“サッカーの本質”を理解することが重要だ。
ジュニア年代のサッカーコーチに必要な知識を網羅した
これまでになかった「8人制サッカーの教科書」が登場!
そもそも8人制サッカーとは何なのか?
11人制との違いは?
メリット・デメリットは?
U-12年代のサッカー指導者向け書籍の決定版!
■目次
第1章 サッカーとはどんなスポーツなのか
第2章 サッカーを分析し、用語を整理する
第3章 ゲームを分析する(鳥の目を持とう)
第4章 プレーを分析する(虫の目を持とう)
第5章 トレーニングを計画する
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Posted by ブクログ
年少さんのぱぱさんこーちとしての活動開始にあたり読んでみた。
1.どんな本
原理原則を、改めて整理できたのはありがたかった。
また、その原理原則(ゴールを取る。そのために相手の背後を取る。そのためにドリブルやパスという手段がある。とか、DFの優先順位とか)を学べるメニュー案も記載があってよかった。まだ年少さんには難しいところもありそうだが、少し変形してコーチが実践してみせたり関与しながら、体感してもらえるようにしていく。
残念なところは、練習メニューの案が、どんなに読んでもわからないものがいくつかあったこと。きっとおもしろくて、たくさんのバリエーションにつながるものだと思うので、もう少し丁寧に説明してくれると良かった。
2.2.印象的な内容
日本の選手は、狭い交差点を通過するためのドライブテクニックに優れている。ヨーロッパの選手は、狭い交差点で勝負しなくていいようにする交通整理ができている。つまり、サッカーをより効率的に進めるための、「原理原則」を理解している。
サッカーには4局面しかない
攻撃、攻撃→守備、守備、守備→攻撃。すべての局面において、「攻める」ためにすべきことを整理し、自分たちで考えて実行できるようにサポートするのが低年齢の子どもたちに対するコーチの役割。どうやったら、ボールを奪いに行く「攻めた」守備ができるか、ゴールを奪いに行くための「攻めた」ポゼッションができるか、、、
かわすドリブルと運ぶドリブル
狭いゲームで運ぶドリブルをする機会が減っているが、自分の走っている速度にボールを合わせるメッシのようなドリブルで、ボールを前進させスペースをつくるドリブルは重要。利き足は2歩に1回ボールを触る。このアドバイスで、子どもたちは、常に全力ダッシュでドリブル練習を始める!
相手に「見られる選手」と「見れる選手」
体の向きで、次の選択肢が全然違う。これを体感できるような練習をする。
スペース管理
攻撃は空いているところを攻める。守備は空いているところを作らない(ワンサイド圧縮で逆サイドを意図的に開けるのはよいが)
攻撃の原理原則
レオザの言うところの「(ゴールを狙う→)CPEの原則」にしたがって、相手の3レーンの次を狙い続けること
Cの選択肢はドリブル、パス、ワンツー
守備の原理原則(優先順位は逆)
シュートブロック
正しいポジショニングでボールの前進を防ぐ
ボールにアタックすることで相手の自由を奪う
相手がボールを持つ前にインターセプトする
Posted by ブクログ
8人制サッカーがどんなものなのかを説明した本。
説明だけに留まらず、そもそも8人制を取り入れる意義や
トレーニングなどについても記載があり、
ジュニア世代のコーチをしている人にとっては、
とても有益な本なように思えました。
個人的には、そもそも「大人は11人でサッカーをやるのに
なぜ子供は8人でサッカーするの?」と思っていたので、
その辺りが解消されて良かったです。
子どものサッカーを鑑賞する側にとっても有意義な本でした。
まぁ、自分の子どもの場合は、
まだまだこの本に書いてあるレベルにまでは
達していないですが。。(汗)