【感想・ネタバレ】マンガでわかる 災害の日本史(池田書店)のレビュー

あらすじ

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歴史家・磯田道史氏がライフワークの1つとして研究を続けている日本の震災史を、体系的にビジュアルでまとめた本です。古文書に基づいて当時の人たちがどのように被災し、どのように復興を果たしたのかを伝えることで、写真や動画のない時代の災害を今に甦らせると同時に、今の私たちに役立つ教訓や防災対策につながるようにします。 ・地震、津波、噴火、台風、土砂崩れ、感染症、歴史的災害にまつわる古文書を、磯田道史が徹底解説!! ・災害の専門家、河田惠昭が災害のしくみ、避難方法を解説。 ・数十年以内に起こる確率が高いと言われている、「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」に備えることができる。 ・災害とともに生きてきた、日本人の復興の知恵を知ることができる。 「昔の災害はちょっとこわいけれども、見ておいた方がいい。私と一緒に『災害の日本史』の旅に出かけましょう。読んでおいたら命が助かるかもしれない、こんなマンガはそうはないですよ」磯田道史

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Posted by ブクログ

ネタバレ

コンビニで衝動買い。
磯田さんの災害の日本史に関する本だと知ってつい。
確かに、災害を歴史的な見方で研究している人って磯田さん以外あまり聞かないような気がします。
東日本の震災のように、過去に大津波があった地域だったにもかかわらず、防げなかった災害を少しでも減らしたいという思いが本書からも伝わってきます。

また、学校では最近の災害しか教わりませんが(古くても関東大震災)それよりももっと前の災害からも学べることはいっぱいあるはず。またもし、磯田さんの最新の災害の歴史の本が出たら読みたいと思います。

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2022年08月19日

Posted by ブクログ

日本の各種災害の歴史が分かりやすく書かれています。これから台風の季節だし地震はいつ来てもおかしくないと言われています。今一度気を引き締めさせてくれる本です。

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2021年07月18日

Posted by ブクログ

日本で起きた、地震、津波、噴火、台風、洪水、土砂災害、感染症、の歴史を知る。
未来の予測はできないが、起これば戦争よりも多くの死者が出てしまう自然災害。

1855年の安政江戸地震で浅草、本所・深川あたりは多くの家屋が崩れた。
1923年の関東大震災では、10万人以上の死者を出したが、墨田区だけで火事で4万人近くが死んでいる。
その20年後は、戦争で空爆を受け再度ひどい目に遭っている。
私の住まいの近辺は迷路のような狭い道だらけだが、両国・錦糸町、本所・深川の辺りは東西南北きれいに区画整理された街並みになっている。
この碁盤のように修復された道は、かつて地震と戦争でボロボロにされたことを物語っている。

今年の夏もコロナの猛威に加え豪雨と熱波に襲われている。
墨田区は全域が海抜0メートル地帯で、自宅の近所には海抜-0.6メートルなんて看板もある。
荒川の決壊か、かつて経験したことのない大雨に遭うと一帯が水浸しになるだろう。

東京に住んでいて怖いのは、
・東京直下型地震でのインフラ麻痺、建物の倒壊、火事、東京湾の津波・高潮
・富士山噴火の火山灰によるインフラ麻痺(特に水)、各種機械の故障
・(これは私だけかも知れないが)浜岡原発の事故による放射能汚染

南海トラフ地震が発生すると大阪でも4mの津波に襲われる可能性があるらしい。
そうなると大阪駅や新大阪駅あたりまで津波が到達する。
南海トラフ地震による東京への直接被害に関してはわからなかった。
東海道の交通マヒによる影響が大きいようだ。

本書では、熱波・干ばつと寒波・大雪については触れられていなかった。

台風による高潮、洪水、強風。
ゲリラ豪雨、線状降水帯、竜巻、落雷。
土砂災害、土石流、地滑り、崖崩れ。

年々狂暴化しているこれらの災害に要注意ですね。
我が家は防災グッズはいろいろ揃えているが、最近は確認と見直しをしていない。
非常用トイレと紙おむつは買い足しておいた方がいいかも。

戦争なんかしている場合ではないよ。

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2022年08月28日

Posted by ブクログ

著者である歴史学者の磯田道史氏が大量の古文書を読み込んで日本の災害の歴史を研究(磯田氏は新聞と同じスピードで古文書を読めるということ)。江戸時代は識字率が高かったこともあり、様々な記録が残されている。本書はそれをマンガという形にして、若者でも受けられられやすいようにまとめたもののようで、ところどころ漢字にルビがふられている。

しかしマンガだからといってあなどるなかれ。文章量も多く、なかなか読みごたえがある。日本は本当に災害大国だ。記録を丹念に見ていくと、同じ場所で何度も同じような災害が起きているのがわかる。果たして現代人は、この教訓は生かせているだろうか…?

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2021年10月17日

Posted by ブクログ

歴史から学び現代の生活に活かすことが出来るのだなと実感した。

昔の人と同じ過ちを繰り返さないために、身を守る行動をする。

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2021年09月25日

Posted by ブクログ

災害という視点で見ていくことで、日本史をより深く理解できるようにもなる一冊。

日本に住む以上、地震、津波などの天災と無縁ではいられない。これは多くの日本人が肌感覚でわかっていると思う。
古来より日本は天災の多い国だった。本書を読めば、それがよくわかる。

歴史から学ばなければ、僕らは命を奪うような天災には対処できない。なぜなら、一人の人間が幾度も経験できることではないからだ。人は失敗からしか学べないともいわれるが、失敗すなわち死に直結するような災害を何度も乗り越えながら学んでいくのはあまりにもリスクが高い。

だから思う。すべての日本人の基礎教養として、この手の知識をもっと学ぶべきであると。小学生でも読めるように書かれた本書は、その入門書としておすすめできる。

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2021年03月11日

Posted by ブクログ

”あなたの代わりに~”から。マンガと銘打つけど、半分くらいの頁は文章メイン。かつ、勉強漫画にありがちな、絵の部分もひたすらビジーだったりするから、気軽に手に取れるという漫画の美点はほぼ感じられず。でもその分、災害史について俯瞰するにはうってつけで、全時代的に網羅されている。このジャンルについては、当然歴史を知るアドバンテージは大きい訳で、今日的な防災本と合わせて参考にしたい一冊。

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2024年07月02日

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