あらすじ
君は俺のものだ。永遠に、俺からは自由になれない
初恋相手が復讐のためだと婚約を迫ってきて!?
「俺は君に、復讐をしにきた男だよ」数年ぶりに現れたロイドは、出資を条件にエマに婚約を迫ってきた。領地のため、エマはかつて自ら婚約破棄したロイドと再び婚約することに。契約関係なのに情欲が灯る瞳を向けられ肌をなぞられると、全身に甘い痺れが走る。だが甘やかすような言動と裏腹に、ロイドはエマに絶対に明かさないことがあって……!?
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初恋拗らせ型
お互いに初恋を拗らせている2人のお話でした。子供の頃にさよならせざるを得なかった出来事にお互いが後ろめたさを感じていて一歩が踏み出せない状況です。軍人侯爵とありますが、その部分はあまり出ずに実業家の顔の方が出ています。イーゴのスピンオフがあれば読みたいな〜と思いました。
話の途中途中に気になることがあって、ロイドが何か隠してるのだろうなあと思いながら読んでいたけど。ちゃんと話してほしいなあと思ってしまった。
基本的にエマに甘いロイドは素敵だなあと思った。ひたすら努力の人な感じがすごいし。2人にアドバイス？してくるリズやイーゴも楽しい。
いろんなキャラがいておもしろい
作家さん買いです。
残念なヒーローが定番ですが、「え、残念部分ドコ？」とびっくりするほど完璧なヒーローでした。
よくよぅ読むとちょいちょい残念なとこが出てきて、そこを見つけるのもおもしろかったです。
主人公のエマは自己評価がすっかり低くなってしまった磨けばビカビカ光るタイプの女性で、天邪鬼なとこもあったのがなんだか共感の嵐でした。
あんなにでろんでろんに甘いセリフ言われたら私なら突き飛ばしてしまいそうだと思ったので、うまく受け入れられないとこがよかったです。時々卑屈で「をを…」と思いましたが。
秘密が多すぎるロイドに、その秘密を支える仲間たちが大変好ましく、私はイーゴと友達になりたかったです。
多様な生き方が一部認められてる作品の世界が優しく、ほっこりしました。
ただロイドの秘密の隠し方がもはや隠密のような仕上がりで若干引きました。
そこもおもしろかったけど。
エマの領地がさらに発展していくのが楽しみなラストなのもよかったです。
良かったです
小さい頃の病弱な男の子が辛い治療を乗り越えて彼女だけの王子様になって幸せと共に帰ってくる。彼女の事業もうまくいきもっと幸せが訪れてほんわかしました。
