【感想・ネタバレ】死んだらどうなるのか?――死生観をめぐる6つの哲学のレビュー

あらすじ

あなたはどの「死後」を望みますか?
だれもが悩む問題「死後はどうなる?」を宗教・哲学、AIについての議論を横断しながら対話形式で探究する。
宗教と哲学の知見を駆使して古今東西の6つの死生観を検討した先に、答えはみつかるか。

【本書で検討する6つの死生観】
1 他の人間や動物に生まれ変わる。
2 別の世界で永遠に生き続ける。
3 すぐそばで子孫を見守る。
4 子孫の命の中に生き続ける。
5 自然の中に還る。
6 完全に消滅する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

かなり分かりやすかった。宗教や自己認識を交えて死について考えることができた。心を脳という臓器が持つ機能であると考える方法は今まで自分の中になかったので、かなり興味深かった。

0
2021年04月05日

Posted by ブクログ

宗教や哲学の入門として読むのに最高。めちゃくちゃわかりやすい。挿絵がないのにここまでわかりやすいの文章力すごいんだなぁ。

0
2025年03月19日

Posted by ブクログ

対話形式でかなり読みやすい。あとがきにもあるけど、哲学の専門用語をほぼ使っていないところが好き。おかげであっという間に読み終わった。

祖父が亡くなって骨になったのを見てから死について考える日々が続いていて、そんなときに本屋でこの本と出会いました。元々、死んだらどうなるのか考えることに興味があったので読むのに良い機会でした。

読んだら死の恐怖から少しは離れられるかなと思ってたけど全く逆で、余計に怖くなってしまった。同時に私がまだ若く、人生に十分に満足していないから死ぬのが怖いのだと自覚することもできた。悔いなく生きたい。

0
2025年02月14日

Posted by ブクログ

前半がめちゃくちゃ面白くて、自分がだったり、日本人が信じている、感じている価値観(死生観)て、どんなことから影響されてできてたのかって知れた、 後半の哲学の部分は難しかったーーー

0
2021年02月09日

Posted by ブクログ

前半は面白かったですが、後半は自分の理解力が追いつかなく...難しかったです。
哲学や死について触れる良い機会になりました。

0
2025年10月29日

Posted by ブクログ

メモ:死んだらどうなるか
①他の人間や動物に生まれ変わる
②別の世界で永遠に生き続ける
③すぐそばで子孫を見守る
④子孫の命の中に生き続ける
⑤自然の中に還る
⑥完全に消滅する
③と⑤がいいなあ~

0
2023年12月10日

Posted by ブクログ

哲学の中でまだ結論の出ていない(というか、今後結論が出るかどうかも分かりませんが…)「心身問題」についても取り扱った本です。
教授と学生の対話形式で哲学(死とは何か)が語られており、全体としてみれば「読みやすい」本といえると思います。
特に前半部分のT教授とSくんの対話で分析される
①ほかの人間や動物に生まれ変わる
②別の世界で永遠に生き続ける
③すぐそばで子孫を見守る
④子孫の命の中に生き続ける
という4つの「死後」のあり方についての考え方は、その考え方が生まれた経緯も含めて理解できたように思います。

一方で、
⑤自然の中に還る
⑥完全に消滅する
という2つの考えについては、「心」とはどういうものなのかという議論が複雑になるほか、Qさんという学生も加わって抽象的な議論が増えたこともあり、少し読みにくく理解しにくい部分があったように感じました。
ただ、「心」を”脳の機能”としてとらえたり、他者や周囲の環境も含めた”上位システム”と考えてみたりするという視点は新鮮に感じましたし、興味深いと思いました。

クリスマスやハロウィンについての雑学的な知識もあわせて知ることができましたし、少し難しく感じる部分もあるとは思いますが、中学生でも読める本だと思います。

0
2020年03月23日

「学術・語学」ランキング