あらすじ
Iターン・Uターン者が地元の力を再発見し地域がみがかれれば、新たな移住者を呼びこむ。外部依存の経済から地産地消へ、量的成長から地域循環型の暮らしの結び直しへ。現場発、現在進行形の、地方創生のあるべき姿と具体策。
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Posted by ブクログ
「右肩下がり」で「行き詰まり」。持続可能な未来が思い描きにくい昨今の日本に、ささやかながら実現可能な明るい未来像を示してくれている。様々な観点から「田園回帰」の可能性が論じられており、どの章も勉強になる。実践例をテンポよく示した大江正章氏の論考に特に元気づけられた。
Posted by ブクログ
なぜ、都市の人々、特に若者が農山村に向かうのか。農山村は受け入れる準備はあるのか。この現象にはいかなる多様性があるのか。この動きを定着させる戦略とはーはじめにより
「田園回帰」をめぐる様々な論点があるなかで、2015年11月17日に実施されたシンポジウム「都市・農村共生社会創造全国リレーシンポジウム」の東京会場での基調講演とパネルディスカッションをまとめた記録&提言集。
印象的だったのは、
「田園回帰」の動きが、「豊かさ」と「貧しさ」の再定義につながると提言されていたこと。
物質的な豊かさから、関係性の豊かさへ。
中山間地域に空き家を抱えて、管理と運用に困っている私も、何かできるかも…と思わせてくれた一冊でした。