あらすじ
七百年ぶりに目覚めたユースタスは恋人の砂鉄のことだけ忘れていた。何とか彼女の記憶を取り戻したい桜だが、当の砂鉄が何も言わず、見守ることしかできない。一方、三月の願いで《銀魚》の力を使ったユースタスにより、夏草の眠る方角が判明する。どこかは分からない、けれど夏草は生きている――。希望を胸に一行はグラナダを出て東北東を目指す……!! 金星特急の旅の終わりから約七百年後の世界を描く「金星特急」続篇、いよいよ本格始動!!
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Posted by ブクログ
待望の第2巻。毎月新刊が出てくれれば良いのに、と思うほど大好きなシリーズ。
まさか彼女が彼を忘れているとは、と驚かされたのだけど、もし推測通りの理由なら、胸を締めつけられるしかなくて。
でも、また彼女が彼に惹かれていくのは間違いないので、その過程が再度見られるのは、決して悪くないよね。
そして夏草の目覚めでは、三月と一緒に泣いたです。
金星特急シリーズに限らないのだけど、嬉野さんの博識ぶりと旅経験の豊富さにはいつも驚かされる。
雑学好きな自分には、そこも読みどころの一つだよ。
なので、アルちゃんのウザ語りは大好きです(笑)
あー、早く続きが読みたい。