感情タグBEST3
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推理小説読みたいなと思った時に期待通りの物を提供してくれるのが、佐々木さんです。まず、ハズレない。
今回はちょっと大人の恋愛があり、いつもよりも色気が増したストーリー展開でした。事件の展開はいつも通り。読み終わった時の満足感は、まさに期待通りでした。
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ついに!そういう「大人な」関係になりました
セカンドステージに入っても疾走感のある事件
解決・・・うねるような状況の落差に読者は右
往左往しますね
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こちらも隣に住む叔母から借りた小説。
佐々木譲先生は会社の先輩にも一度お借りしたことがあったな。どうやら刑事モノらしい。
舞台は札幌。
私の夫が札幌出身で毎年帰省していたので、かなり情景は思い浮かべやすい。
しかも琴似。夫の実家の最寄りのJRの駅だ。
札幌市内で起きた宝石強盗事件を追っていた津久井は、ホテルのピアノラウンジで演奏していたピアニストの安西奈津美と、たまたま夜に立ち寄ったバーで再び出会う。
彼女は人気アルトサックスプレイヤーの四方田に誘われ、シティ・ジャズへの出演を予定していた。
ジャズの話で津久井と安西の距離が接近する。
そんな中、中島公園近くの池で女性死体が見つかる。状況証拠は奈津美が犯人だと示しているが、津久井は彼女が事件に関わっていないことを信じていた。
津久井は刑事課の佐伯に助けを求める。
大人の恋の物語って感じですかね。
そこまでハードボイルドでもないので、女性でも割と読みやすいかも。
いやでも、実際『この泥棒猫!』なんて台詞、実世界で使われているんですかね?私は聞いたことないけど(笑)
あと、ミステリ好きにとっては、これまで一度も登場してなかったやつがいきなり出てきて、はい、こいつ犯人です!って言われても、なんだよーーー
ってなっちゃうかな(笑)
ま、面白かったけど(*^^*)
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道警シリーズ第七弾。
今回は、刑事のちょっぴり悲しい恋愛の話。
刑事も人間。恋もする。ただし、一般人との違いも当然ある。
一人ひとりの機微を描くことにより、一層深みのある小説となっている。
最後のもの悲しいピアノの音が身につまされる!
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北海道警察シリーズ第七弾。いつものメンバーが、女たらしのジャズメン絡みで起こった殺人事件を解き明かす。今回は津久井がメインだが、佐伯と百合の関係も進展した。警察モノではあるが、ほろ苦い青春モノである。時間制限があり、思わず引き込まれてしまった。
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『道警大通署』シリーズ7作目。再読。
* * * * *
今回の事件は複雑なものではなく、解決後に後を引くようなこともありませんでした。というのも、佐伯と津久井の恋愛事情が物語のメインとなっているからです。
それにしても津久井は危なかった。
奈津美のような、誰かに寄りかからないとダメな気質の女性に惹かれる気持ちは解らないではない。ないのだけれど、その脇の甘さには目を覆いたくなりました。
まあ音楽が絡んでいるし、そこが津久井の魅力でもあるのだろうと思いますが……。
対して佐伯は流石でした。弁えがある。もちろん百合の賢さも大きいと思います。
慎重に関係を前進させるその姿勢。多少じれったくはあるのですが、読んでいておもしろかった。
事件解決後、憂いのなくなった街の片隅のバーで一心にピアノを弾く津久井。見守る佐伯。潔く立ち去る百合。
雰囲気のあるいいラストシーンでした。
シリーズものであるし、たまにはこんな趣向もいい。だから次の機会には、新宮にもきちんとした恋物語を用意してあげて欲しい。
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道警シリーズ7作目。 サッポロ・シティ・ジャズの開催される6月下旬の札幌が舞台。 ジャズの音色と共に進展してゆく「大人の恋」プラス2件の事件。 シリーズ物のなせる技。 ラストは切なかったです。
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第7弾にしてやっと進展した佐伯さんと百合さん。『津久井さんの純情』とはナイスなネーミング?少しいつもと違う感じの道警シリーズだけど、いつもの安定感のある作品でした。次作も楽しみです。
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サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた初夏の札幌・市内で起きた宝石商の強盗事件を追っていた機動捜査隊の津久井卓は、当番明けの夜に立ち寄ったバー「ブラックバード」でピアニストの安西奈津美と出会う。彼女は、人気アルトサックス・プレーヤーの四方田純から声がかかり、シティ・ジャズへの出演を控えていた。ジャズの話をしながら急速に深まる津久井と奈津美の仲。しかし、そんななか中島公園近くの池で女性死体が見つかり、奈津美に容疑がかかってしまう…。
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北海道警察シリーズ第7弾
今回は津久井さんがメインのお話。
今回もいくつかの事案が並行しつつもちゃんと収まるという感じで面白かったです。
佐伯さんも津久井さんも、恋愛が絡んできて読んでて気恥ずかしかったですが、それにしてもどちらも女性の方がリードしているではないか。
まあいいけど。そんなところも良いのですかね。
いろんな小説やドラマなどで警察官が問題の合った人と交際、結婚などするのはご法度もしくはかなり難しいというのは理解しているのですが、それにしても津久井のきっぱりしたこと。
翌朝、しかもわかった瞬間すぐ、というのが、うーんかえって変な期待を持たせないだけ優しいのか?
それでもちゃんと彼女のこれからのことを考えながら行動するところにしびれました。
見た目も中身もかっこいいのね。おそらく。
さて、今刊行されているのはここまでなのでしょうか?
次回作がまた楽しみです。
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道警シリーズ7作目。メインは津久井さん。いつの間にか彼の大ファンになっていたので、この巻は本当に楽しめました。佐々木譲さん、ありがとうございます。
新宮君も成長しましたね。めちゃめちゃ仕事出来るじゃないですか!
そして、やっぱりこの巻は津久井さんの魅力満載。クールで仕事ができる所も素敵ですが、恋に悩む姿も素敵すぎます。事件の方は霞んでしまいました(汗)
あ、もちろん、チーム佐伯の優秀さは光ってました。信頼できる仲間と仕事ができるっていいな!
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「笑う警官」からもう7作目となった北海道警察シリーズ
津久井、佐伯、小島百合、新宮といつものメンバーが
すっかり知り合いになったような気持ちで読んでいる
舞台も札幌なので、風景が目に浮かぶのも楽しさを倍増
いつもおもうことだけど、ドキドキして読むのを途中でやめられない
今回も、楽しい時間を過ごすことができました
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道警しリーズもだいぶ最近の著作になってきたので、文章もこなれて読みやすい。話もメリハリがあってくいくい飲めちゃうお酒のように。
津久井の悲恋が主眼だけど、一巻の紙面だけでは少し急すぎてどうかなあといったところ。まぁ仕方のない事かとは思うけども。
キャラは確立されているので安心感はあるものの、今刊はいまいちキャラ立ちしていない印象だったなー。
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面白かった
道警シリーズ第七弾!
前作に引き続き、エンターテイメント作品として楽しめました。
今回のメインは津久井卓巡査部長。
事件解決に加え、今回は佐伯と百合の仲が一歩進みます。そして津久井の純情物語
ストーリとしては
宝石強盗事件を捜査している津久井はブラックバードでジャズピアニストの安西奈津美と出会います。
ジャズで盛り上がる二人は一夜の仲になりますが、明らかになる奈津美の過去..
奈津美はサッポロシティジャズに出演し再起をかけようとしていますが、殺人事件の容疑がかかります。
アリバイがあいまいな奈津美
任意でも引っ張られてしまえばステージには間に合わず、ピアニストとしての再起もかなわなくなってしまう。
津久井のとった行動とは..
そして、津久井をサポートする佐伯達
という展開です
津久井の純情、恋愛物語
佐伯と百合の進んだ関係
大人の恋愛のスパイスに加えて、いつもの裏捜査?でのスピード感ある解決。
そしてラストはほろ苦く、切ないエンディング。
楽しめました。
お勧め。
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佐々木譲作品はまだ道警シリーズしか読んでいないし、好きなタイプの推理小説なんだけど、女性の口調が女性じゃなくていつもそこが気になって、途中からストーリーに集中出来なくなってしまう。
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複数の事件が同時並行して起こり、一気に収束していくのがこのシリーズの醍醐味だけれど、故買商の殺人事件の方に少し尻つぼみ感があったかなと思う。
札幌シティジャズというイベントは知らなかったけれど、とても良さそう。行ってみたい。
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バラバラとシリーズモノとしては読んでいるので、登場人物がなんでこういう関係というのがややこしいところもあったが、単体のミステリーとしても良かった
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評価は3。
内容(BOOKデーターベース)
サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた初夏の札幌・市内で起きた宝石商の強盗事件を追っていた機動捜査隊の津久井卓は、当番明けの夜に立ち寄ったバー「ブラックバード」でピアニストの安西奈津美と出会う。彼女は、人気アルトサックス・プレーヤーの四方田純から声がかかり、シティ・ジャズへの出演を控えていた。ジャズの話をしながら急速に深まる津久井と奈津美の仲。しかし、そんななか中島公園近くの池で女性死体が見つかり、奈津美に容疑がかかってしまう…。大好評、“北海道警察”シリーズ、第七弾。
第6弾を飛ばして読んでしまったが問題なし。登場人物のバックヤードは読んでいる間に思い出してきたが、今回に限って言えば全体的にどの人が主なのかはっきりせず、浅い感じで話が終わってしまった。
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道警シリーズの7作目。このシリーズ、順番違えて読んだりしてたけど、去年の夏に出ていたものにここで漸く追いついた。
今回は、札幌の夏の風物詩として定着したというサッポロ・シティ・ジャズの出演者を巡り、佐伯と津久井がジャズ好きでそれぞれがサックスとピアノを操るという最初の頃の設定を思い返させながらお話は進む。キャラクター設定は既に安定も、佐伯と小島の間には進展があるなど、少しずつの変化が加わり飽きさせない。
前半、肝になる話が見え辛いものの、今回はいつもと少しパターンが異なり“津久井の純愛”がメインテーマとなってからは、彼が追う事件を中心に一気呵成。相変わらず話の運びは巧い。
しかし、どんなに惚れても脛に傷持つ女性とは一緒になれないとは警官も辛いね。咽び泣くピアノの音色が聞こえてくるような終章が切ない。
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道警シリーズ第7作。
札幌のジャズ・フェスティバル開催を目前にしたある日、津久井巡査部長は女性ピアニストと出会う。急速に惹かれあうふたりだが、彼女の過去が明らかになって……。
警察組織の内情を描いた硬派な作風が特徴のシリーズにしてはめずらしく、恋模様がメインになっている。タイトルとは裏腹に憂いに満ちた男の哀感が漂う。佐伯警部補と小島百合巡査部長の関係にも変化が。