【感想・ネタバレ】重力を使う!立禅パワーのレビュー

あらすじ

地面とつながり、地球の力を流す!
“筋力を超えた”武術の力の出し方


サッカー、バスケなどの接触プレーでも当たり負けしない!

両足裏2点と手や腕などの身体を1点、計3点が外部と接触した状態で整った体勢を維持し続け、地球の重力を味方にする。中国武術・気功の基本にして極意「立禅」が生む合理的で不思議な力は、生来誰もが持っていた!

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Posted by ブクログ

太氣拳の先生の著書です。
筋力を超えた武術の力の出し方が、丁寧に解説されています。
両足裏2点と、手や腕などの身体を1点、合計3点が外部と接触した状態で整った体勢を維持することで、重力の力が発揮されます。
武術の「立禅」が生む力は、決して不思議なものではなく、生来誰もが持っている、合理的な力です。
筋力ではない、ゴムまりの力を生み出すトライポッド・メソッド。
さまざまな練習方法が、分かりやすく解説されてます。
「第6章武術の組手で学ぶこと」の中には、先生の考え方、生き方、哲学も書かれています。
感銘を受けました。

中心を保ちながら、固定された方向を持たない、自由な身体と心。安全な日本で武術を学ぶのは、護身のためではなく護心のためという側面が強いのではないだろうか。 ー 133ページ

迷惑をかけないように生きるのではなく、自分も迷惑をかけるのだから他人の迷惑に寛容になる、そう心がけるほうが自由に生きられるだろう。
そして助けてくれる人に感謝する。また自分も頼るのだから、頼られたらできる範囲で期待に応えよう。頼るのは楽だが頼られるのは楽しいものだ。そうやって頼り、頼られるうちに自然と落ちつく重心が見つかってくるものだ。 ー 170ページ

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2020年12月24日

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