【感想・ネタバレ】オンライン研修アクティビティのレビュー

あらすじ

「参加者が退屈そう……」「参加者のモチベーションが低い……」「実践につながらない……」

オンライン学習の悩みをすべて解決する!
世界30ヶ国12万人が学んだ「参加者主体の研修」を実践する!

少しの工夫で研修、セミナー、授業の効果が飛躍的に高まる
「アクティビティのアイデア41」+「ファシリテーションのテクニック」

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急激に進みつつある研修・授業のオンライン化。

「いざ始めてはみたものの、なかなかうまくいかない…」
「参加者が退屈そうにしていないか気になる…」
「ワークを取り入れてはいるものの、いまいち手応えがない…」

こうした悩みを抱えている方は、決して少なくはありません。
では、物理的な距離がある中で、参加者・受講者を引きつけ、効果的に学んでもらうには、一体、どんな工夫が必要なのでしょうか?
そのヒントは、「アクティビティ」にあります。

本書におけるアクティビティとは、「主体的な学びを促進する具体的な方法」のこと。
「研修ゲーム」「ワークショップ」「グループワーク」「ワーク」などと呼ばれるものを総称しています。

学習の効果を高めるうえで欠かせないのは、参加者が主体的に学ぶこと。
本書では、世界30ヶ国12万人が学んだ「参加者主体の研修手法」をベースにしたオンライン学習における「アクティビティ」とさまざまな「学習テクニック」を紹介します。

「オンラインだからこそ得られる学び」を実現するために次の研修・授業から使えるテクニックが見つかる1冊です。

【目次】
第1章 オンライン研修におけるアクティビティ
第2章 オンライン研修のテクノロジーとツール
第3章 オンラインアクティビティ集
第4章 オンライン研修におけるデリバリー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

オンライン講座をする人必携本である。ウェビナーの当たり前が当たり前としてきちんと述べられている。
 研修業界に身を置く人はこの本のデザインを見て「ボブ・パイク」氏の新しい本か?と皆思ったはずである。なんとご子息の「ベッキー・パイク」氏によるものである。また、コロナ禍の便乗商法かとも発売タイミングから思うだろうが、発行年は意外に古い。2010年である。
 オンライン講座、本書ではウェビナーと称するが、対面とは異なるマナーが必要となる。2020年2月頃から対面型研修はできないという空気になったが、自ら知見を貯めるか同業者と情報交換してなんとかしのいでいた。本書の内容はその時に得たものがほぼ包括的に触れられている。今となっては「そんなの当たり前」なのだが、それがその10年前にまとめられていたとは。英語はつけるようにし、調査対象に加える必要があることを痛感した。
 内容はごくごく当たり前である。だからと言って軽視するべきものでなくむしろ基本動作してできているかのチェックリストとして活用したい。ウェビナーならではの後半にアクティビティ集もあるが、自分のワークショップ・デザインのマンネリ化を防ぐためにも試してみるのも良いだろう。ボブ・パイク氏の知見やブランド力というのも活かされている。筆者は二代目のジレンマ的な悩みも持ったようだが、「研修」に関する経験と知見の多さがあり、それがうまく本として凝縮されている。

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2021年06月19日

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