あらすじ
ある日突然、社長や事業部長を命じられた。転職や異動などで新天地でチームを率いる際に、カリスマではない「普通のリーダー」は、いかにしてリーダーシップを発揮すればいいのか? 親会社が変わった、ファンドや親会社から経営陣がやってきた、トップが突然変わった、さてどう対応すべきか? アウェーの現場ですべきこと
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Posted by ブクログ
よそ者リーダー、これだ!と思い手に取った一冊。
一人称で思考し伝える。謙虚になる、社内社外との関係を構築する、など、気づきが多かった。着任後100日までの具体的行動指針を持つ、というのも目標設定において大事なことだと思った。
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外様リーダーとなる人に向けた本。転職が一般的になってきた労働市場では、外部からきた人間がリーダーとなるような組織が普通に存在する。我が社もキャリア採用できた方々が部長やマネージャーとして活躍している。そんな外部からきて、リーダーを担う人に向けて書かれた本。そして、社長を任されるようなケースを題材に就任後に取り組むべきことや、やってはいけないことなど、著者の経験談を交えて解説をしており、実践的で分かりやすい。従業員との距離感、把握するべき事柄、深掘りするべき事柄、任せて良いこと、などの仕事術が学べる。
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「よそ者リーダー」の教科書
著:吉野 哲
望むと望まざるとにかかわらず、孤立無援の新天地でのリーダーを引き受けなければならない。生え抜きのエリートではない、よそ者として組織をまとめなければならない。そうした状況に置かれた時、いったい何を考え、どう行動すべきなのか。何を意識し、どう対応すればいいのか。
圧倒的多数の人が「よそ者リーダー」を引き受けざるをえない状況に立たされたとき、心得ておくべきことが本書では以下の3章により紹介されている。
①よそ者リーダー3つの心構え
②よそ者リーダー3つのマネジメント
③よそ者リーダーの実務 着任後100日までの仕事
「よそ者リーダー」にも色々あるものの、多くのリーダー論やマネジメント論においては「よそ者」よりは一定の人間関係や色々な土台が整いつつある中での活かし方が書かれた本が多い。
しかし、本書で取り上げられているように、多くのリーダーが「よそ者」としてリーダーとして従事していく機会というのが増えてきており、実態はそれに近い中で苦労する人が多い。
その対処法はオーソドックスなリーダー本から活用するには、色々な工夫が必要であるものの、本書においてはその問題に対してすっぽり収まるように紹介されている。
体系的な知識のみならず、経験や着任から100日までを順を追って説明してくれている点はその苦労の疑似体験のようで生々しさの中で学ぶことが出来た。
よそ者、よそ者とそれを表面に出しながら、一定の距離をとって対応するのではなく、客観的にその関係性を理解しながら良くも悪くもそれを活用するという点が大切である。
Posted by ブクログ
教科書とあるだけ、構成力にすぐれている。
心構え、マネジメント、実務の3章立て。
抜擢されたけど凡人の自覚がある人の背中を押すスタイルの内容と語り口は好感が持てる。