あらすじ
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2020年のビジネスの現場では、統計学を使ったビッグデータ、マーケティングが当たり前になってきました。集めた数字を理解し、話をするには「統計学」が必須です!
本書は「特別な図解を見るだけで、統計学の会話・説明ができる」ようになります!
○数値を本当に理解するには、統計学の知識が必要
中央値・平均値などで特徴を把握する「代表値」、散布図と相関・相関係数などの「相関分析」、このほか標準化、確率、など、日々さまざまなデータが世の中に流れています。
これらを理解するには、その根本にある「統計学」の知識が大切です。
たとえば、
・偏差値
・テレビの視聴率
・駅からの距離と賃料
などは、統計学がわかると、とたんに理解できます。
本書は、イラスト解説がメインになっています。特別なイラスト図解を見ながら、イラスト周辺の文字を読むだけで、統計データの根本がわかります。文字中心のテキストを読むのは億劫。もっと手軽に統計学のことを知りたい。それも上辺だけの理解ではなく、きちんと会話・説明ができるようになりたい! という方にぴったりの一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高校までで習う確率統計の復習だけでなく、
大学基礎レベルの推定や検定の考え方も、
イラストと例のおかけで非常に分かりやすかったです
これまで何気なく過ごしていた生活の中にも統計が役立てられていることが分かり、
より身近に感じることができました
分散、標準偏差など高校のときにはつまづいてしまった考え方も改めて理解でき良かったです
Posted by ブクログ
統計学初心者にぴったりの本でした!以前「数学ガールシリーズ」で統計学の基本を学んだのですが、この本と一緒に読むと、統計のことがより分かりやすくなります。この機会に、いろんな統計学の本を読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
〇目的
・本職はソフトウェアの営業だが、会社自体はマーケティングリサーチ業を営んでおり、営業する中でも統計に関わる知識を必要とするため本書で概要を掴む
◯感想
統計学を日常的に使われている身近なものに触れながら初学者にも分かりやすく教えてくれる。
数学が大の苦手な生粋の文系の私でもイラストや分かりやすい言葉で統計学の大枠を掴むことができた。
仕事上で同僚が使っていた言葉もよく出てきたため情報と情報が繋がった感覚
今回は仕事上必要な知識の習得のために本書を手に取ったが、身の回りにも偏差値やクレカの限度額設定、内閣支持率、新薬の治験など日常的に多くの場面で統計学に触れていたことに驚いた。
また統計学は最先端のIT分野であるAIやビッグデータ、ブロックチェーンとも深く関わりがある。
「ブロックチェーンで取得したデータを含むビッグデータをAIや統計学の手法で解析を行う」
今後リアムタイムで膨大なデータが蓄積されていく中で、AIと統計学は工学系と理数系の別分野の学問ではあるもののそれぞれの得意不得意を把握し、適切に扱う人材が必要になるという点は学びになった。
統計学に精通している方から見れば足らない部分が多い本かもしれないが、初学者文系にとっての入口としては非常に面白かった。
(それでも計算式の部分はまだ難しい…)
これから徐々に統計学そしてAIのことも学んでいきたいと思えた。
◯メモ
確率と統計を繋げるものが確率変数と確率分布
確率変数:ある試行を行なって数値が決まる
確率分布:確率変数の値とその確率を対応させたもの
モンティ・ホール問題
→人の直感とは異なることが確率・統計の世界では起こる
正規分布×教育→偏差値
正規分布×金融→クレジットカード限度額
二項分布×製造→シックスシグマ
推定×政治→内閣支持率
検定×医療→新薬の治験
相関×不動産→家賃の相関性
相関×製造→価格の相関性
・AI
コンピュータのソフトウェアを使い、人間の知的なふるまいを再現した物」74☆♪広義的な概念
↓
・機械学習
簡単な命令をあたえれば、AI自身が学習していく
↓
・ニューラルネットワーク
人間の脳を模倣した構造を持つシステム
解析の精度が飛躍的に向上
↓
・ディープラーニング
大量のデータがあれば、人間の命令がなくともAI自身が細かな法則を見つけ出し判断、推測を行う
ビッグデータ分析には主成分分析、時系列解析、クラスター分析などの統計学的なアプローチが活用されている
統計学
データをモデルとして捉えて分析を行うため、データ全体の構造的理解をすることができる
AI
非常に高い精度で解析を行えるが、解析の途中がブラックボックスのため結果以外の理解ができない
Posted by ブクログ
これまで、説明できない長年の経験や、見て盗め的な教育とは呼べない教育がまかり通っていたが、それらはどんどんデータ化数値化されていく。
我々の時代は、身体測定や運動能力テスト、学校の偏差値や成績くらいしかデータ化された物はなかったが、
今後は文系理系にかかわらずデータの作法を知ることの必須のスキルになるんだろうな。言葉の定義を正しく知らないといけない世の中になるんだろうな。と感じたので購入。
しかしシックスシグマなど聞いた言葉はあったが、そもそも標準偏差って何?その分布が一位場合と狭い場合でそのシックスシグマは違いは出てくるのか?と言う素朴な疑問の解決には繋がらなかった
Posted by ブクログ
初学者向けに基本的な統計用語をビジュアルで理解できるように工夫されている一冊。
私のような統計嫌いのはじめての一歩には良い本だと思います。実用レベルはまだまだこの先、という感じではありますが。