あらすじ
精鋭の騎士団で知られる大国アルデーリアに生まれた王女レオーネは、敵国から「金獅子」と恐れられるほどの勇猛な将軍である。幼い頃からドレスを着て淑やかにしているよりも剣の修練に明け暮れる方が性に合っていた彼女は、他の姫たちが煌びやかな夜会へ出かけているときも、鎧をまとって戦地を駆けていた。レオーネ自身もまた、その生涯を剣に捧げるものと思っていた。
ある日レオーネのもとに、熾烈な戦いを続けていた魔法大国ゼルジオスとの停戦の報せが舞い込む。今までさんざん自分を苦しめてきた敵国とはいえ、宿敵が急に目の前から消えてしまったことに戸惑うレオーネ。そんなレオーネが、父王より「結婚せよ」と命じられた相手は、敵将ベルトルドだった。戦場で幾度となく剣を交えた好敵手であり、今や国家存亡の危機にあるゼルジオスをたったひとりで支えている元帥であった。
感情タグBEST3
匿名
面白かった。
グンと引きつけられ、ポンと終わった感じ。
短いお話で勿体なかったけれど、一気に読めたからこその駆け抜けた印象が気持ち良い。
勿論、続巻も読みます!
匿名
姫将軍
金獅子も黒獅子もキャラ立ちしてるので、短すぎてもったいない。
もっと先まで読みたい。
滅びに瀕した国がどう復興していくのか、夫婦となった二人がどう生きていくのか、これからというところで終わっちゃうので、消化不良もいいところ。
続きが読みたい。
匿名
ロマンチック
敵国の将同士として剣を交えて来た二人が、片方の国の王の自爆で終戦と同時に、友好の為の婚姻を結ぶ。
ぎこちなくもお互いに心を通わしていくストーリーはロマンチック。
ただ助ける側の姫が一人で元の敵国に嫁入りは無い。
人手も食べる物も無い状態で、国土の安堵は無理。
助けると言うなら姫を嫁にやるだけで無く、食料と共に文官や軍隊も送り込まないと。
そう言う現実的なところに目を瞑れば、いい話。
まだまだ読み足りない!
表紙の男女は、魔法を使う国の将軍と、その国が侵略しようとした国の王女であり軍人で、敵同士の間柄。魔法が暴走した事によって争いは収まったが、両国の傷は深い。2つの国の架け橋となるべく婚姻することになるが、お互い軍人同士で全く甘い関係にならない。ずっとならない。なんなら最後の最後にやっと少し。ここからだろうのに終わりって。続編を希望。
政略結婚だけど…
敵国のしかも好敵手だった相手に嫁ぐことになったレオーネだけど、彼女なりに考え、力になろうとする姿は好きです。特にまだ幼い王太子殿下に対して剣だけでなく、王族としての基礎や教養にまで気をまわしているところとか。あと思い切りよく髪を切るところもかっこいい。
読みやすくて面白かったけど、もう少し盛り上がる場面があると良かったかな…とは思いました。