あらすじ
G SPIRITS BOOKシリーズ第11弾は、“純U系レスラー第1号”として旧UWF~新生UWF~UWFインターナショナル等で活躍した中野巽耀(当時は龍雄)がレスラー人生を総括する初の本格的自叙伝になります。自身のキャリアを振り返るだけでなく、伝説化しているスーパータイガー(佐山聡)vs前田日明の不穏試合、前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアントのセメントマッチ、前田日明が長州力の眼窩底を骨折させた顔面蹴撃事件、新生UWFの3派分裂劇、UWFインターナショナルと新日本プロレスの全面戦争など歴史に残る騒動について当事者の立場から「真実」を激白。UWFファン必携の一冊です。
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Posted by ブクログ
宮戸が訴えてるというので、読んでみましたが・・そりゃまあ、訴えるわなあ。ライター・編集者と出版社は躊躇しなかったのかな。いや、そんなことないな。辰巳出版は今後宮戸側の取材とかできなくなるんじゃないか。
しかし、中野は宮戸のことはかなり嫌ってるなあ。
逆に高田とは仲悪かったのかと思ってたけど、結構仲良しで尊敬もしてるんですね。
Posted by ブクログ
毎回興味深い書籍を出してくれる
G SPIRITS BOOKの新作は、旧UWF・新生UWF・UWF
インターナショナルの「3つのU」に所属し、現在もフ
リーとして時折リングに上がる中野巽耀の自伝。
湯水のように出てくるUWF関連の書籍はほぼ読んでい
るのだが、まさかこの人が本を出すとは思わなかった、
というのが正直なところ。
新生UWFの頃、いわゆる「密航者」であった僕は、そ
の頃から中野の試合を多々観ている。いや、旧UWFの
後楽園ホールにも通っていたから、デビューの頃から、
ということになるのだが、その観戦歴の長さのワリに
は印象に残っている試合がそう多くない。しっかり覚
えているのは旧U時代の広松戦とUインター時代のベイ
ダー戦くらい。中野龍雄(旧リングネーム)というプ
ロレスラーはちゃんと認識しているのだが、何故か
UWFと結びつかない。
逆にそんな中野の書いた本だから、ちょっとだけ期待
していた。ところが、あらゆるUWFで一匹狼的に活動
していた中野には「あの事件の真相」的な情報が一切
無かったのではないか?と。暴露的な要素は殆ど無く、
淡々と自分のプロレスラー人生について語られる内容
は、残念ながら僕には響かなかった。
UWFにはもちろん思い入れはあるが、この手の書籍は
もう頭打ちかな、と感じた。次に読むつもりの柳澤健
の作品の内容如何では、僕のU卒業も近いかも・・・。