あらすじ
ぽっこり山のふもとに一軒のおいしいパン屋さんがありました。パンを焼いているのは、気難しく、へりくつばかり返すおばあさんでした。みんなからは、へんくつさんと呼ばれています。季節のおいしいパンで満たされる、心温まる感動物語。
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Posted by ブクログ
へんくつさん改め、アンナさんがいとなむパン屋に 訪れる小人や動物たちや人間のお話。
描かれるパン(クリームパン・カンパーニュ・洋なしのデニッシュ シナモンロールなどなど)がどれもおいしそうだし、 登場人物も皆やさしくて良い人たちばかりでほっとする物語だった。
小人のマリちゃん、レイくん。人間のノアくん、サルのへんくつさん。
特にノアくんやサルのへんくつさんの話はちょっと切なかった。ノアくんのその後とか、続きの話があったら読みたいな。
サルのへんくつさん……まさかこの物語に亡くなる方が出るとは 思わずビックリ。
「1人は気楽でいい」と言ってたアンナさんに折角できたお友達なのに。でも彼女のおかげでアンナさんの周りにたくさんの動物が集ってくれたのは嬉しい。切ないけど心あたたまるお話でした。
最後の双子の妹ハンナさんの話。
正反対の2人がささいなことでケンカ。 でも最後にはやっぱり双子らしく同じことを考えての再会となって良かった。アンナさん、へんくつだけど本当に良い人。
まだいろんなお話が書けそうな雰囲気のまま終ったから多分続編があるかな?
気が向いたら探して読してみたい。