あらすじ
「この間…なんで、俺とヤったの…？」地元で漫画家になる夢をかなえた武田（たけだ）。絵を描く夢をあきらめ、家を出た長内（おさない）。学生時代は恋人同然の二人だったが、長内の裏切りで武田は酷いいじめを受ける。時を経て、大人になった二人は同窓会で再会する━━……時は満ち、未知と触れ、重なる道。人生は、エモーショナルな一瞬の連続、こじらせ大人のセンチメント・ラブ。
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憂いを持った方の、この作者の作品。「再会」の大ファンなんだが演出も大切で、これは当たり。最初の恨みは間違ってないけど読むにつれ酌量すべき事情もあって、視点も変わる。先生は良い役をやった。エピローグもいい終わり方でした。おすすめ。
頭をガツンと殴られたような。
じゃのめさんの作品は以前から数作読んできました。絵がどんどん洗練されてきて美しいな、と思います。
本作のストーリーは、日常的に在りえる事象を深く掘り下げていて、自分の過去と対峙させられた気持ちになりました。
とても切なく胸が軋みましたが、推したい一作です。
Posted by ブクログ
絵を描くもの同士のお話。
相思相愛、趣味、目標も同じ。
なんだこのお話の完成度は…
映画を見ているようになめらかに時を行ったり来たり…
もう説明できないっす！
全然詳しくない私が見ても構造が神秘的というか…キレイ
長内君が倒れてくる描写とか、
美しいっす。
長内君にもたっけにもそれぞれの苦悩があって、過去があって、再会出来たからまた未来が動き出した。
たっけがんばれよー！
初めて読んだときは
わりとここまで響かなかったけど久しぶりに読んでみたら
やっと良さを体感できた
絵もコマ割？もおしゃれ
ちょっと思ったのが雲田先生と雰囲気似てる！
あと漫画ではじめて誤字発見したー笑
○面白い→×面百い
作家買い
じゃのめ先生のお話ももちろんですが、絵やコマの取り方など、とても好きなのでこの作品も購入させていただきました。
人間臭いところがある登場人物たち。
素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
黒髪×黒髪の漫画は私的に初めてお会いしました。
絵好きなんだろうけど相手自身のことも好きなんだろうな、もっとお互い踏み込んでほしいと思うようなじれったい作品でした。
ただ展開が急なので個人的には読者が置いていかれる感じがしました。
ふたりともすれ違ってて表現伝えベタなのかなと思いました。
絵柄好きです。
時折くすっとできるのでよかったです。
先生らしいです。
キラキラなハピエンではない、痛くて苦しくて後悔ばかりの過去をなんとかしようともがいている段階で終わらせる、そんな感じでした。作中にもあるように、誰かを傷つけたとして、それを言った本人が忘れている、言われた事は忘れないのに。そんなすれ違いが重なって今があるのでしょう。とても重くて突き刺さる作品だけど、最後の最後に少しだけ希望が見えてホッとしました。
匿名
うーん、どうしても嘘ついて人になすりつけて置き去りにして······のところがしこりとなって、良かった良かったで終われない。そのあとのリンチ場面が酷すぎたし。
逃げた方も置き去りにされた方もその後の人生あんまりだし。
漫画家として成り立つようになったのは良かったけど。
恩師や同窓会がきっかけとなって、再会したことによって一種の呪いみたいなものが解けて良かった。相手にも自分にもかけた呪いみたいなものが。
まぁこれはこれで、こういう形の恋愛もあるってことで。
深い内容ですね。
じゃのめ先生大好きです！全ての作品大好きですがこちらの話は今までの作品の中で重い内容になってて心が折れそうになる暗い感じで最後まで読めるか？読みたいか？と思ったけど、
結末が幸せに繋がるならと読み終えました。先生らしい！といえばそうなのですがちゃんと最後まで読ませてくれるので安心して読むことができます！カバーも素敵です！
この雰囲気
空気感がいいなぁと。余韻を残す感じ良かったり…。ラブラブな甘やかしがなくて星を一つ減らしてしまいましたがいい漫画です。
