あらすじ
「師」の多くは昭和から平成を彩った名棋士たち。「弟」は、今をときめく昇り竜の若手棋士。生まれた場所も世代も違い、なんの縁もなかった二人が「師」と「弟」として出会い、互いの人生に大きく影響を与え合う。時には勝負の場においてライバルともなる。一人の棋士が育つ過程を、師弟という関係を縦糸に、それを支える家族の物語を横糸に描く。
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Posted by ブクログ
都成先生の熱い人生、そして佐々木大地先生の波瀾ある人生に胸が熱くなりました。将棋を指すことで命を縮めた棋士が存在するのは、この本の続編を読んで知っていましたが、物の例えではなく文字通り命を賭けて将棋を指していたのは、佐々木大地先生だけではないでしょうか。しかもまだ子供なのに…本当にかっこいいです。あと増田先生が師匠を尊敬しながらもその師匠を全否定しているのが可笑しかったです。それを許している森下先生もすごい…
弟子は取らないとこの本の最後でもおっしゃっていたけど、きっと羽生先生もこの先いつかお弟子取るんでしょうね。その棋士はきっと、藤井聡太先生とタイトル争いを長きに渡って繰り広げるんでしょう、谷川先生や森内先生と羽生先生みたいに…