あらすじ
医療機器専門のベンチャーキャピタルとして、20年以上、ベンチャー企業の成功も失敗も数多く見てきた著者。
そのなかで感じるのは、国内ベンチャー企業は海外ベンチャー企業と比べ知識不足で未熟だということ。
そこで本書では、起業前に検討しなくてはいけない事柄をはじめ、
ベンチャー企業が開発すべき製品の見極めと価値、ベンチャーキャピタルの役割など、
成功率を上げるために前もって得ておきたい知識をまとめた。
前書では基本的な内容に終始したが、本書では本格的に起業を考えている人へ向けて、
より実践的で踏み込んだ内容を扱っているので、ベンチャー企業を立ち上げる前に読んでほしい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
4章と5章は医療機器開発にに携わる全ての人に役立つ。全体としては、医療機器に限らず、マーケティングやベンチャーと携わる全ての人に役立つ内容でした。
Posted by ブクログ
タイトル通り、医療機器に特化したベンチャーキャピタルの代表取締役社長である著者が書いた本で、実践編とあるように、2冊目の本です。
医療機器と一般消費材との違いも詳細に書かれており、案件を評価する指標としての「命までの距離」、ベンチャーが開発すべき医療機器は、良い製品であることはもちろんのこと「セクシーな製品」であることが絶対条件、製品の特長が活かされるキラーアプリケーションは何なのかをはっきりさせることが重要です。
ニーズとウォンツの違いは、会社などでよく耳にして議題にも挙げてディスカスしているが、真のアンメット・ニーズからズレるというか、妥協していくことが殆どのため、ヘルスケア産業で、ベンチャー以外の企業で新事業部門に勤めている人は一読の価値があると思います。
とても参考になりました。