あらすじ
そなたの躰は、私を気に入ったようだな
もう二度と下界には帰さない。そなたはこれからずっと私のそばで暮らすのだ――人智を超えた神と純真な修道士の天界新婚生活v
十六歳になったばかりのユリスは、由緒ある修道院で清らかな暮らしを送る修道士。司祭からの邪な誘いに困り果てたある夜、修道院と深い縁のある神――聖ベルナルドに夜通し祈りを捧げたユリスは、あくる日下された神託により聖ベルナルドに娶られることに。嫁いだ先の天界では、人語を操り二足歩行する犬、ピニャとティトがあれこれと世話を焼いてくれるが、夫となったはずの聖ベルナルドが初夜だというのに不在。自分は本当は望まれていないのでは――早くも下界が恋しいユリスの前にやっと姿を現した聖ベルナルドだが、なぜかユリスは目隠しされ、「尻を叩けば、この身に宿る邪悪な淫気も消え去るだろう」と尻叩きの罰を受けて……!?
感情タグBEST3
萌える要素全くなしでした。
不憫な受けが天界の神に嫁ぐまでは期待して読んだのに…。
折角の初夜なのに修道院を立つ前にみんなとお別れのハグをした受けに男の匂いがついている、ということだけで浮気を疑い、淫蕩だからと詰った挙句お仕置きで尻たたき。(どうしても尻叩きの場面を入れたかったのだなとしか思えないほど場違い)
痛みで泣く受けを神様の力で癒して初めてのエチ。
毎晩抱く前に浮気はしていないか確認し、濃厚すぎるエチは常に目隠し。感じれば誰にでもそうなのかと暴言。どこへも浮気できないように足枷をし、一か月たっても姿は見せずエチだけのために夜ごと現れ会話もなし。エチ終わった後の気を失ってる時は優しいって書いてあるけどね…。
ここまで読んでも攻めの良さはひとつも読み取れなかった。
それらの態度の全ては受けが小さい頃から好きだったけど、自分を好きで嫁いだのではないと思っていたからの愛情の裏返しだとは!
あっさり両思いになってようやく目隠し外してご対面。
愛情の裏返しだと告白され、そんな攻めを一途で愛情深いと思う受け。
こういうファンタジー物って攻めはどうあれ受けの人間性がストーリーを左右すると思うのだけどこの受けの子からは何も伝わってこなかった。
両思いになって初めてのエチでお腹に子供ができ半月ほどで出産。子供は数年で大人になり大人になった子供は受けを守る存在に。
これからも攻めを幸せにしたいと願う受けでしたでめでたしめでたし。ここの部分、2頁くらいでまとめてます。
頁の関係かな。端折り過ぎだし余韻なし。
編集さんがもう少し何か助言出来なかったのかしら。
かなりBL読んでますけどワースト1に近いストーリーでした。
この作家さんの他の作品も多数読んでいますけれど、どれも読み返すくらい好みなのに…忙しいのかな。
このストーリーであの美麗なイラスト…。もったいない。イラストに★2