あらすじ
ついに断罪イベントが発生!
目論見通り、アナスタシアの代理人となり、カール王子ら5名を降したアレン。
ラムズレット公爵家の後見もあってか、エイミーたちは大人しくなり、平和な学園生活&アナスタシアの信頼を手に入れたかのように思われたが――?
第2回アース・スターノベル大賞、佳作受賞作待望の第2巻
あの大賢者さんのSSも収録!
感情タグBEST3
匿名
町人Aことアレン君の活躍に胸が躍ります。この巻の最後は不穏ではありますが。アナスタシアには幸せになって欲しいところ。
ところで挿絵には大分違和感で、そこはマイナスポイントかな。アレン君は随分とスリムでイケメンに描かれていますが、コミカライズ版の方がモブ顔(それでも十分イケメンですが)かつ鍛えてありそうなスタイルなのでイメージ通り。スカイドラゴンの顔はアナスタシアと同じサイズ(そんなに小さいの?)だしまつ毛があるし。それに2人で飛んでいる冒頭のカラー絵、まるでメーヴェなんだけど、作中描写と違わない?
Posted by ブクログ
初回限定SS『マーガレットの冬休み』マーガレットから見るとかわいいアナスタシアへ、アレンにハンカチをあげる提案をする。
断罪イベントをアレンの助力で無事クリアする。
しばらくは平和な学園生活をおくれるが、エイミーの陰謀によりアナスタシアが誘拐され、エスト帝国との戦争が始まる。
Posted by ブクログ
アレクシアのために王太子たちが仕掛けてきた決闘を、アレンは5人をこてんぱにして切り抜ける。しかし、相手もなかなかしぶとい。王太子もエレナも王もクズクズで、自分たちのことしか考えない卑劣な手を使って来るのだ。アレンとアレクシアの仲が深まっていくのがいいね。
安易さと、終わり方が厳しい
1巻もそうでしたが、命を失ったり、人生が台無しになったりすることが、かなり安易な展開で描かれ、リアリティや、説得力、重さみたいなものがありません。
戦争や国の存亡みたいな大きなテーマにしてしまっていますが、魔道具作成や錬成の便利さを含め、全体的に安易過ぎるので、大きなテーマでは、納得感の醸成ができず、明らかに力不足の印象です。
ラノベらしいと言えば、ある意味とてもラノベらしいのですが、読むに堪えない面が見立ちます。
ヒロインの悪役令嬢は割と魅力的に描かれているので、あまりテーマを大きくせず、学園内に留めたりすれば、もっと気持ち良く読める本になったように思い残念です。
また、1巻に続き2巻も、結末近くの佳境で終わるという良くない終わり方です。テレビドラマじゃないんだから、そこは勘弁してもらいたいですね。