【感想・ネタバレ】警視庁心理捜査官下<新装版>のレビュー

あらすじ

現場主義vs.プロファイリング
姿のつかめない猟奇殺人犯に苛立つ捜査本部。冷たい視線が心理捜査官爽子に注がれて…
女を辱めながら嬲り殺すことに快感を覚える犯人の暴走は止まらない。
一方、心理捜査官・爽子は、捜査本部の中で孤立を深めていた。存在自体を異端視される中、彼女は徐々に猟奇殺人の核心に迫る。息をもつかせぬ展開、そして迎える驚愕の結末!
いまでも夢に出てくる、あの男の目。泣けば殺される、自分では何もできない恐怖、惨めな悲しみに突き落とされたあの時の。だから、この犯人だけは許さない!女という性を愚弄し続ける性犯罪者を……。
忌まわしい記憶の葛藤を抱えながら快楽殺人犯を追う吉村爽子。女であるがゆえに、心理捜査官であるがゆえに捜査陣の中で白眼視されながら、遂に犯人に辿り着く。圧巻のクライマックス。

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Posted by ブクログ

黒崎視音『警視庁心理捜査官 下』徳間文庫。

新装版が刊行されたので約17年ぶりに再読。下巻に突入。

異常快楽殺人がブームだった頃の傑作。

エスカレートする快楽殺人犯による犯行は第3の被害者を産み出す。組織の中で孤立する女性心理捜査官の吉村爽子とそんな爽子を支える上司の柳沢明日香……捜査本部の男性捜査官の罠にはまり、謹慎処分を受けた爽子は相棒の藤島と共に極秘に執念の継続する。そして、見えてきた犯人の姿。

柳沢明日香の女狐ぶりと吉村爽子が過去の自分と対決する姿に注目だ。

本体価格720円
★★★★★

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2021年03月21日

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