【感想・ネタバレ】全電源喪失の記憶―証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

東日本に大津波が押し寄せたあの日、濁流は福島第1原子力発電所をも飲み込んだ。全電源を喪失し制御不能となった原発。万策尽きた吉田昌郎所長は、一人一人の顔を眺めながら共に死ぬ人間を選んだ――。遺書を書き、家族に電話をかけ、嗚咽する人。現場に背を向けた人……。極限で彼らは何を思い、どう行動したか。絶望と死地を前にして揺れ動く人間を詳細に描いた、迫真のドキュメント。(解説・池上彰)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」よりもこちらの方が読みやすかった。あちらに書かれていない内容もあった。併読するとより事故に対応していた人たちについての理解が深まるような気がする。現場の状況が把握理解できていない本社や官邸。ぎりぎりの状況で現場は対応していた。安全神話など無いということも改めて実感した。航空業界のように細かいヒューマンエラーや事故から多くのことを学び、少しでも安全の確立を上げて欲しいものです。わずかな隠蔽やごまかしは許せません。最悪の事態を想定するのも重要だと感じた。

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2021年02月11日

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