【感想・ネタバレ】小公子のレビュー

あらすじ

心優しく美しい少年セドリックは、ニューヨークで母親と暮らしていたが、7歳のある日、自分が英国の貴族ドリンコート伯爵の唯一の跡継ぎフォントルロイ卿であることを知らされる。渡英して祖父の住む城で教育を受けることになるが……。格調高くて読みやすい新訳と、C・E・ブロックによる壮麗な挿絵・口絵で蘇る不朽の名作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

貧しくも清く生きる母子に莫大な資産と貴族の称号が与えられる、王道のシンデレラ的ロマンだが、主人公セドリックの魅力的な内面と外観により、意固地な祖父の気持ちを変えていく過程が、たとえ展開がわかっていても読んでいて清々しく、痛快です。
主人公セドリックの性格を決定づける母の生き方について、育児の指南書として出版当時よく売れたのも頷けます。
人を思いやる気持ちを常に持ち続けることで、自分が望まずとも自分も幸せになることを信じたいです。
恥ずかしながら、読み終わるまで「小公女」と完全に混同していました。

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2022年06月12日

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