【感想・ネタバレ】世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -のレビュー

あらすじ

教えて内藤先生。
地上波では絶対に伝えられない国際情勢の事実をユーモアを交えて解説!
チャンネルくらら人気番組「内藤陽介の世界を読む」が完全書籍化!

世界の混沌や不安定さを嘆くよりも、不安定であることを前提に、日本としての身の処し方を考えるほうが建設的!
世界の中で我々が「どうすべきか」という問いに答えるためには、世界が「どうなるか」と正確に予測せねばならず、そのためには現状を正確に認識する必要があります。

■トランプが負けたというより、バイデンが買った?
■行き過ぎたPCへの反発がトランプ誕生の一因
■議会への暴徒侵入事件の傷
■あえて香港を“解放”しなかった中国の狙い
■スノーデン事件は量子通信衛星「墨子号」を打ち上げた
■「ウイグル人権法」成立で習近平への直接制裁も可能に!?
■石油発見以前の湾岸諸国は海賊生活!?
■金をやる、外交と防衛もしてやるから、とにかく海賊を止めろ!
■「サウジアラビア」という国名からして問題あり?
■サウジアラビアにスンナ派の「盟主」を名乗る資格なし!
■議会もなし、憲法もなし、それがサウジ
■戦争は戦車不要の新時代に突入?
■ロシアに国防だけ頼りたいアルメニア
■実は“世界史的な大事件”だったナゴルノ・カラバフ紛争


【目次】
第1章【アメリカを読む】南北問題で知る、米大統領選と左翼運動
第2章【中国を読む】香港征服を狙う野望を読み解く
第3章【中東を読む】日本人のためのイスラエルと湾岸諸国入門
第4章【ロシア・トルコを読む】リビアからコーカサスにいたる紛争ベルトの重要性

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 相変わらずこの人の本は内容が濃すぎる。
 複雑すぎて関係性を全然理解できていなかった中東に加え、ナゴルノ・カラバフにおけるアルメニアとアゼルバイジャンの紛争の裏では各国の思惑が蠢いていたことなど、目から鱗の情報がいっぱいだった。
 とはいえ情報量が多すぎたので、また読み直したい。

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2021年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現在進行形の歴史メモ(´・ω・`)
【アメリカの問題】
ポリコレ問題=人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない中立的な表現や用語を用いる
トランプは是正を目指し実行してきたが、独特のキツイ表現のため悪意でみられた(ポリコレは分断作戦なのかな)
アンティファ問題=反ファシズムと見せて左派勢力が反核・環境保護活動(本当に環境保護している人に謝れ状態)一時テロリスト扱いで暴動・強盗をしているのに咎めると「差別だ!」となり手に負えない(暴力はアカン)
2021.1.6ホワイトハウス上下両院会議(ナイデン候補勝利確認)侵入・襲撃騒動で晩節を汚しまくりトランプ退場
【中国の問題】
政治音痴だったサッチャーの決断で英国・中国(と世界)が迷惑だった香港返還がおこなわれた
民主化をめぐる雨傘運動の挫折と、逃亡犯条例改正という問題が起きるなか、習近平政権発足とスノーデン事件の影響で守られるハズの一国二制度が揺るぎ始め、アメリカの対策も功を奏するかと思われたが、2020年全人代で光明に骨抜きにする中国だった
アメリカ・中国のせめぎ合いの中で露呈した新彊ウィグル問題は、現代に起きている人権問題であり、数百万のウィグル人が苛酷な強制収容所で労働を強いられている
そのうま味を甘受しているのがユニクロ・無印用品(アメリカだとナイキ・コカ・コーラ・アップル
著書では『チェイナにおもねり、ウィグル人の膏血を絞り』取ると断罪
【中東の問題】
難しいので感想も書けない(´・ω・`)

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2021年09月26日

ネタバレ 購入済み

グッダグダなのは日本だけ…?

2021年9月読了。

「自分は世界史を採らなかったから…」なんて云う馬鹿な言い訳はさておき、新聞等で国際情勢を読む際にいつもアラブ~中東領域が、地理的にも世界情勢的にも中々頭に入らない自分を戒める意味も込めて本書を購入、読了したのだが、これは大変に貴重な学習に成った(地理オンチは相変わらずなのでw、今後も二読三読すると思うが)。

全体の感想としては、アメリカの部分だけ非常に粗雑な印象だったものの(民主党の選挙不正問題はそんなに簡単に全否定出来る程、底の浅い話では無い!)、
ヨーロッパから中東に至る長い歴史や細かい情勢の変化を、ここまで気持ち良く整理、俯瞰して読める本は中々少ないと思える好著。

それにしてもまぁこんなに浅ましくも残酷な争いが、歴史や宗教問題と某かの利権が絡まってしまうと、世界中どこでも簡単に繰り広げられてしまっているとは、呆れるばかりだ。矢鱈「大義」を掲げる奴ら程、それがヒドいんだから…。
「アナタの国の宗教は、本来何の為の宗教なの?!」と、本気で問い質したくなる国がザラザラと出てきた。

その点で、著者が言うように「世界中の国の指導者はグッダグダ」では決して無いと思う。むしろ皆さん気持ちが良い位の醜い野心丸出しの欲得ずくの方々ばかりで、思わず笑ってしまうほど…。それも「国益」ではなく「利権」が真っ先なのが露骨に理解出来た。
サミットで、北朝鮮や中国の問題がいつも矮小化されてしまうのもむべなるかなとも感じた。

又、三流と呼ばれて久しい「グッダグダ」な日本の政治家が能天気な位のんびりしていると見えても、それだけ世界の紛争地域よりかは「まだまだ平和」な事を学べた気がした。
ま、それはそれで決して宜しい事では無いんだけどねぇ…。

最後に、「陰謀論なんて所詮まやかし」の論説部分についてのみ、そう簡単に決め付ける著者の方が甘いのでは?と思った事だけを付言しておく。

#深い #タメになる #怖い

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2021年09月08日

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