【感想・ネタバレ】死神さん 嫌われる刑事のレビュー

あらすじ

看護師が筋弛緩剤を患者に投与した。強盗犯が家主を殴打した。二人組が金欲しさにスーパーの店員を刺した。男が逆恨みから一家三人を襲った――そう警察が結論付けた殺人事件がすべて無罪に。警視庁の儀藤は再捜査で真相を突きとめることができるのか。死神と疎まれる一匹狼が証拠を一から洗い直す執念と比類なき推理力で躍動する傑作推理小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「警視庁の方から来ました」が決まり文句の儀藤警部補が再び、です。
飄々としてるけど抜群の推理力を持つ「死神さん」と振り回される相棒たちに笑いながら小気味良く読んでました、第四話までは。
四話の「死神 対 死神」は前作も含めてこれまでと違ったテイスト。死刑執行までに犯人を見つけなければならず、生き残った被害者の痛ましい姿、正気を失った被告の母親の姿を見せつけられ、重苦しい気持ちになりました。
同時に「逃げ得は許さない」と一人で再捜査する儀藤の正義感というのか、そういうものが分かった気がする。
事件が解決すると相棒の前から消えてしまう儀藤ですが、またどこかで新しい相棒を振り回しているんだろうな。

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2023年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】死神対天使/死神対亡霊/死神対英雄/死神対死神

「死神対天使」看護師が筋弛緩剤を患者に投与した事件。相棒は鑑識課の川代翔子警部。
「死神対亡霊」強盗犯が家主を殺害したとされる事件。相棒は三課の刑事・宇佐見一成。
「死神対英雄」強盗がスーパーの店長を刺し殺した事件。相棒は元警察官の冨藤歩
「死神対死神」一家三人が殺害された事件。いつもと異なり無罪判決は出ていないが、犯人とされた被告の死刑執行日の前日に依頼を受けた儀藤が動く。

「十角館の殺人」見たさにHuluに入るという、誰かさんの思うつぼにまんまと嵌まったついでに、見られるドラマを見ておこうと「死神さん」を見た。前作の「死神刑事」は既読なのだが、続編が出ていることを知って読む。

儀藤のキャラがすっかり田中圭で脳内再生。
原作だとそこまでくどくないのに、ドラマになるとクセが強い。「逃げ得は許さない」の先は一通りではないようだ。

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2024年04月10日

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