あらすじ
息子61歳。朽ちる父の遺体と3週間。40年、父と2人暮らしだった息子は、誰にも父の死を伝えず、そのまま一緒にいることを決めた――。
朝日新聞デジタル・人気連載。記者が見つめた法廷の人間ドラマ30編。
「泣けた」「他人事ではない」。朝日新聞デジタルの人気連載「きょうも傍聴席にいます。」、待望の書籍化第3弾。
孤独に耐えられなく父の遺体をそのままに、認知症の祖母の暴言に耐えかねて、望まぬ妊娠に悩んで、長い介護の果てに……。さまざまな掛け違いの果てに、日常の一歩先に引き起こされる事件。
多くの裁判を傍聴する記者たちが、特に強く心に残った事件を厳選し、ニュースに書けなかった人間ドラマを描き出す。
介護、子育て、貧困、孤独……。なぜ、こんなにも追い詰められてしまうのか? 傍聴席で生の声を聞き、表情を読み取ると、事件は当初の報道とは異なる様相を帯びてくる。「きょうも傍聴席にいます。」から大反響の30編を収録。
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Posted by ブクログ
何かで知って借りたもの。表紙見て、何か読んだことある?と調べたらなかったけど、最後のあとがきでシリーズもの?と知り、それを読んでたわ。多分同じような感じで、やっぱ一つ一つが短くていまいちなんだよな。あと、量刑が低すぎる気がする。老老介護だけでなく、ヤングケアラーも多い。ほんと気の毒だ。あと、皆鬱状態になってたんだろうな、と思う。そこまで行ってなかったら、こんなことにはなってなかっただろう。逆に言えば、誰でもうつになるし、誰でも人を殺してしまうかもしれない。執行猶予がついた人達、今どうしてんだろうな、と思う。地元の事件も2つ出ていて、特にそう思った。どうしてんだろうな。