【感想・ネタバレ】カベを壊す思考法のレビュー

あらすじ

「新しい日常」を自分でつくる指南書!
常識に惑わされず、正しい選択をするには
「タテ(=歴史)・ヨコ(世界)の軸」で考えるのが大事です!

<「はじめに」より抜粋>
― 新型コロナウィルスは大自然の脅威ですが、まったく新しい「日常」が目の前に出現したこともまた事実です。改革のカベになる「固定概念」や「常識」に大自然の力で風穴が空いたのです。
「数字・ファクト・ロジック」を基に足下を見直したとき、困難に直面しているみなさんの前に、新たな可能性を見いだすことができる別の世界や新しいチャンスが広がるのだと思います<中略>
今後、コロナウイルスが収まっても、何度も「大きな転機」は訪れると思います。その都度、困難なことが起こるかもしれませんが、何度でも立ち上がり「最後に勝つ」ために、本書に記した僕の経験と思考法が、みなさんのお役にたつならこれほどうれしいことはありません ―

<編集部より>
ウィズコロナというまったく新しい時代に必要な一冊!
10年前、出口治明先生は、自ら立ち上げたまったく新しい形態の保険会社ライフネット生命で、130年以上続いていた「生命保険会社の常識」と戦っていました。そして常識を打ち破ることに成功し、新たな道を歩み始めました。
本書には、出口先生がどのようにして「固定概念」や「常識」というカベを打ち砕いていったのかが詳細に書かれています。
今、私たちはウィズコロナという予想もしなかった事態に直面しています。コロナ前の常識は通用しなくなりました。これからは「新しい日常」を自ら作っていかなければなりません。
本書には、私たちの「新しい日常」を創造していくためのヒントが数多くちりばめられています。2021年、ウィズコロナという新しい時代に必要な一冊として、刊行いたしました。

序章 運命は、変わる
第1章 これまでの「成功法則」を捨てよ!
第2章 難問を解決する軸となる「タテ・ヨコ」思考
第3章 自分に必要な情報のつかまえ方
第4章 生き残るためにやるべきこと
第5章 正攻法に勝る解決法は、ない
第6章 「最後に勝つ」ために


※本書は2010年6月、英治出版より刊行された『「思考軸」をつくれ』を加筆修正し、大幅に改訂したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

カベを壊す思考法 出口治明

■これまでの「成功法則」を捨てよ

方針を決めるのに必要な5つの考える軸
・日本の優秀なビジネスパーソンは「会社の中」で優秀。会社の枠組みが変われば使い物にならない
・いついかなる条件下でも正しい判断ができる事が本当の優秀さ。
・これからの日本が必要としている事

①人間は動物である
・人間は万物の霊長、ではんく所詮は動物
・地球にとってはカビのようなものであり、その前提の共通認識が必要

②人間はそれほど賢くない
・何度も同じ失敗をする
・人間は所詮ちょぼちょぼ主義

③人生はゴールが見えない、イエス・ノーゲーム
・遠い先にゴールを定め、最短距離でたどり着きたいと思っても、たいていうまくいかない。
・昨日は「イエス」を選んでも、今日は何となく「ノー」を選んでしまう。
・最初の想定と違う方向に行っても戸惑わない。その時々で最良の意思決定をする。

④決める事は何かを捨てる事
・何かを決めるときにはこのことを強く肝に銘じておく。
・トレードオフが重要。いいとこどりは出来ない。

⑤大勢の人を長い間だますことはできない。
・一時的には出来ても長くは出来ない。
・一部のエリートが決めるシステムより、民主主義が長期的には正しい方向に向かう

■よく考えた方が間違えないは、嘘
・それが当てはまるのは学校のテストのように答えが決まっている場合のみ
・有限な時間を有効に使うため、「直観」で決める。

■リーダーとは「分からない事を決められる人」の事
・直観の精度は、その人のインプットの集積できまる。
・一番ダメなのは宙ぶらりんの時間をつくること
・カリ決めでいいのでいったん結論を出す。間違っていたら修正する。

■インパクト=仕事量×スピード
・同じ量の仕事ならば、スピードが速ければ早いほど、相手に与えるインパクトは高まる

■人間は失敗を通してしか学べない
・何かを思いついたり、判断したり、論理を構築したりする行為を思考という。
・脳に様々な情報をインプットする。インプットの絶対量を増やすことで思考が生まれやすくなる。
・読書は「食事」と同じである
・上質な情報は、会いたい人が与えてくれる

■1つの所でじっとしているほど危険な生き方はない

★■異質な人をまとめる3つの要素
①やりたいこをもっている
・きわめて個人的なビジョン
・これはどうしてもやりたい、という旗を掲げられること
②旅の仲間を集められること
・自分もやってみたいという気持ちをおこさせる
・共感力
「南極探検隊の募集広告
わずかな報酬。極寒。全く太陽を見ない日が何日も続く。生還の保証なし。
ただし、成功すれば名誉と賞賛が手に入る。」
→25人の募集に世界中から5,000人の精鋭が集まる
③旅の目的地まで、チームをまとめ、引っ張っていく
・メンバーのモチベーションを常に高い状態に保ち、彼らの力を1つに束ねて同じ方向に進めさせる。
・しっかりとした経営計画
・最終的に自分たちの目標が実現できるとメンバー全員が信じるに足る内容になっている

■正攻法に勝る解決方法はない
・仕事が早い:瞬時の集中力・判断力を鍛える
・最後までやり抜く:確実に結果を出す
・効率より確実:手間はかかるかもしれないが、こうすれば解決できそうだ

■未知なる生活は、とことん味わってみる

■必要なのは、スローガンではなく、人を動かす仕組み

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2021年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

注目する経営者であり、活字中毒者である著者の
カベを崩す方法が気になり読んでみた。

気になる所のメモ。

①リーダーとは『わからないことを決められる人』
わからないこととは、部下の細かい状況であって
仕事の本質を知って、判断できる人がリーダーだなあ。

②1914年、ロンドンの新聞に掲載された、
『大英帝国南極横断探検隊』の隊員募集広告がいい。

『探検隊員募集。わずかな報酬。極寒。まったく太陽をみない日が何日も続く。生還の保障なし。ただし、成功すれば、名誉と称賛が手に入る』

さて、貴方なら応募しますか?

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2022年09月11日

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