【感想・ネタバレ】敗北への凱旋のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

美しいミステリ。美しい暗号。
戦後の混乱の中の一つの殺人事件。二十数年後にその被害者のことを知り、それを題材にしようとする小説家。雑誌掲載を止めさせようとする謎の女性。

全滅が予想される出撃の前夜、月明かりの中で指を重ねて運指を伝えるシーンがあまりにも美しくて、悲しくて、心に残った。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

連続殺人事件と残された楽譜の謎
楽譜の謎はさっぱりわかりませんでした
人間関係も入り組んでいて大変でしたが
楽しめました
それにしても創元推理文庫は字が小さい・・・

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解かれた暗号が暗示する、空前絶後の殺人事件。これはすごいや。筋の運びは偶然だよりが過ぎる気もするが、その分、メインプロットの展開には無駄がない。なんというか鮮やか。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

終戦直後に殺害された隻腕のピアニストが遺した楽譜。時を経て、そこに秘められた暗号が解き明かされる時、驚愕の真相が浮かび上がる―。著者の長編作品を読むのはこれが初めて。楽譜アレルギーの私は暗号の解読を早々に諦め、筋読みに集中。音楽家の悲運な生涯を辿ると思いきや、第四章から一気に色合いが変わり、男女の三角関係を巡る真実が明かされていく。初期作とあってか、物語のスケール感と愛憎劇の狭小さがミスマッチな印象を受けるが、犯行動機への飛躍の仕方が実に独創的。戦争の悲惨さを訴える著者の痛烈なメッセージが込められた作品。

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2021年04月04日

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