あらすじ
最高峰の舞台を知る、
6人のプロフェッショナルが、
自身の指導論を語る!
常総学院 島田直也監督(元横浜ほか)
東海大菅生 若林弘泰監督(元中日)
天理 中村良二監督(元近鉄ほか)
鹿児島城西 佐々木誠監督(元ダイエーほか)
拓大紅陵 和田孝志監督(元ロッテ)
飯田哲也コーチ(元ヤクルトほか)
著者は、以下のように述べています。
プロ野球選手とは、野球における最高技術者たちである。アマチュア時代に圧倒的な努力を重ね、憧れのプロ野球選手という肩書を手にした彼らは、最高峰の舞台で最高の技術に触れ、学ぶ機会を与えられた。
プロ野球を経験した彼らは、いったい何を高校野球界にもたらそうとしているのか。後世に何を残そうとしているのか。そして、本当に元プロ時代は来るのか。彼らが備える指導者としての流儀に迫りつつ、高校野球界の未来を、プロ野球経験者の視線の先に見える景色を、読者の皆さんとともに覗いてみたいと思う――本文より
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Posted by ブクログ
プロ野球選手から高校野球の監督へ。近年開かれた道で活躍する元プロのプロフェッショナル指導論。
プロアマ断絶から強調の時代へ。プロ野球選手を引退してから学校の指導者となる道が近年開けてきた。本書はその中でも甲子園出場を果たした6名の指導者への取材による内容。
常総学院:島田直也
東海大菅生:若林弘泰
天理:中村良二
鹿児島城西:佐々木誠
拓大紅陵:和田孝志、飯田哲也
単なる技術の指導者としての役割なほか教育者の役割の大きいところが興味深い。高校やプロの恩師を越えようとする教え子たちの物語として捉えても面白い。
中身の濃い一冊です。
Posted by ブクログ
元プロ野球選手で高校野球の指導を現在行っている人たちを扱った本。6名登場するが、東海大菅生の若林監督と拓大紅陵の和田監督・飯田コーチが印象的でした。
元プロといっても高校生相手なので技術指導以外に礼儀作法や生活態度も教えないといけず、かなり大変だとのこと。一概に元プロだから有利でもないらしい。
現在ではプロとアマの対立も減って、アマで指導するには3日間の研修を受けて終了が認められれば良くなっている。野球人口が減少しているので、元プロの指導者が増えて最高峰の舞台で得た技術をアマに伝え、それが呼び水となってまた野球を始める少年たちが増えてほしいと思いました。