あらすじ
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「今」が思い出になる頃も隣で笑っていたい。
大好きな人が増えるたび、ぼくの力になっていく。
だから今度は、ぼくがみんなの力になりたいんだ――
オニくんと仲間たちの物語、完結編!
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小学校に通い、友達もできたオニくん。いっしょに暮らすみのるくんが教えてくれる少年野球では、ついに隣町のチームと試合をすることに!
最後まで諦めずに、精一杯仲間と自分を信じ、
勇気と力を振り絞るオニくんの姿からは、
目の前にいる大切な人をひたむきに想う気持ちが伝わります。
WEBメディア「cakes」にて連載時より大人気の作品。
人気沸騰中の著者による待望の初長篇が、全2巻のフルカラーでついに刊行。
――「ひとりだけど、みんないる」(本文より)
(2020年12月発行作品)
※この作品はカラーです。
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Posted by ブクログ
優しい柔らかいタッチの絵で、柔らかく優しい世界観を描いています。
オニくんが本当にかわいくて健気。
子どもが必死に何かと戦っている姿は泣けるなぁ。
オニくんのことを『ふつうの子』と言うみのるが、
『女子で野球やってるのは普通じゃない』『普通じゃないのは淋しい』というゆきちゃんには、「普通になったら、ゆきじゃないだろ!」と言うところがとても好きです。
1巻カバー折り返しの絵を見て、家出したオニくんを家族が探しているのでは?2巻では家族の元に帰るのでは?と推測していたのですが、どうやら早合点だったよう。
福田家の子として幸せでいてくれるのはとてもいいと思いつつ、家出してきたはずなのに誰も探していないのか〜、探してくれるはずの家族はもういないのか〜、と思うと、それはそれで少しモヤッとしました。