あらすじ
この宇宙が誕生した瞬間、すべての物理法則は、生命にとって都合のいい世界になるよう、誰かが意図したかのように完璧に調整されました。
宇宙は物理法則に支配されていますが、その法則は定数、あるいはパラメータと呼ばれる数値によって表されます。
例えば真空中の光速度c (299、792、458m/s[秒速約30万km])などです。
これらの数値は、実験や観測でしかわからず、理論的に定めることもできない、理由なき値といえるものです。
しかし、これらの値がどれかひとつでも少し変わっただけで、この世界を大きく変えてしまい、生命が誕生することはありません。
同じように、生命誕生には都合がいいが、なぜこの値になったのか説明ができない物理定数や宇宙を規定する値がこの世界にはたくさん存在します。
この問題は、物理学者の間で「宇宙の微調整問題」として知られています。
本書は、そんな不思議なパラメータたちに焦点を当て、その法則の役割や、もしその値が大きかったり小さかったりした場合に、世界はどのように変化してしまうのかを豊富なイラストとともに紹介します。
物理定数や宇宙を規定する値は、一見とっつきにくいものばかりですが、それらの性質がわかるとより身近に感じられようになります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
微調整問題と、様々な定数について。
定数については、その概要と「もし、その定数がそのオーダーじゃなかったらどうなる?」みたいに紹介されています。
個人的には、シミュレーション宇宙の考え方は大好きですw
Posted by ブクログ
世の中を物理で語るにあたって、さまざまな「パラメータ」が存在する。
光速度であったり重力定数であったり、プランク定数であったり。
そもそも物理は法則を表すもので、その「パラメータ」がなぜその値なのかを説明する術は持っておらず、他の値であった可能性は否定もできない。
だが、パラメータの値が現状のものと異なっていれば、この世界は今我々が見ているようなものではあり得なかった。
結果的にその丁度いいパラメータがなんでその値なのかは誰にも分からない。
そんな話を数式を使わず、初学者にも面白おかしく伝えるのが目的であろうが、なんせ文章が全く面白おかしくないので全然伝わらない。
他の著者の本で、4つの定数に限って同じような説明をしていたものを読んだことがあってそっちの方がずっと面白かった記憶があるのだが、なんでこんなにいっぱいパラメータを持ち出して中途半端な展開にしてるのかと思ったのだけど、雑誌の連載記事か。
展開にツッコミが足らず、数式を使わないで散文的になりすぎるのもあってか、理系出身の酔っ払いが酒屋で文系女子に得意げに語っているような程度の本になってしまった気がする。