【感想・ネタバレ】現代アートを殺さないために ソフトな恐怖政治と表現の自由のレビュー

あらすじ

『現代アートとは何か』の著者が政治や経済とアート業界とのあいだに起こっているさまざまな問題をえぐり出し、2020年代の“政治とアート”の動向を鮮やかに予言する。書き下ろし。
※本電子書籍版には一部掲載されていない図版があります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

芸術は生産から選別へ
「アメリカ」マウリツィオ カテラン 18金の便器 2016年 原価数億円
 グッケンハイム美術館 キュレイター ナンシースペクター
 ゴッホ「雪のある風景」貸出し要求するトランプ大統領/ホワイトハウスへの代案

NEA全米芸術基金、NEH全米人文科学基金への圧力
 ジュディ シカゴ作 ディナーパーティー
 アンドレス セラーノ作 浸礼/ピスクライスト 

あいちトリエンナーレ2019 「表現の不自由展・その後」
 テーマ「情の時代」津田大介 芸術監督
 「平和の碑」キム ソギョン+ウンソン
 「遠近を抱えてPartⅡ」大浦信行
   元の作品は富山県立近代美術館と議員が右翼団体のクレームで焼いたもの
 「檄」会田誠

現代アート 既成概念の打破 多義的 
  誰もが認めるものでないとやっちゃいけない=ナチス的独善
  レイヤーの浅い作品にも原因
  3大要素:インパクト、コンセプト、レイヤー(創造、想起、連想) 

全体主義政権
 国が文化芸術活動に介入し、事後であっても恣意的に補助金をカットしうる
 現代アートとは何か?

ロバートメイプルソープ
 「誰かがしなきゃいけないし、それが自分であってもいいと思う。」

善行から愚行まで、薬から毒まで、生から死まで、
人間のあらゆる営為を描くのが芸術。

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2021年10月14日

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