【感想・ネタバレ】ひきこもり×在宅×IT=可能性無限大! 株式会社ウチらめっちゃ細かいんでのレビュー

あらすじ

ひきこもりの人たちは、人材の宝庫だった!
日本初! ひきこもり当事者・経験者の会社が誕生!

「実はめちゃくちゃデキる」人たちと会社つくって1000日

社員全員がひきこもり当事者・経験者である、
「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」。
代表である著者が見出した、ひきこもりの方の可能性、
ともに仕事をする中で気づいたこと、
変わったこと、今後の展望とは。


■目次

●第1章 ひきこもり界隈につながってみたら
・決定的に足りないエンジニア
・ひきこもり者100人が集まるイベント?
・え? どこにひきこもり者が?
・「名刺いただけますか?」

●第2章 ひきこもり×在宅×IT=無限の可能性
・ひきこもり界隈と関わる「覚悟」
・在宅勤務は、引きこもりを促進させる?
・ひきこもり者たちの仕事観
・コミュニケーションの課題
・成功の反対は失敗なのか?
・孤独感との向き合い方
・そもそも在宅勤務であれば、ひきこもりであるかどうかは関係ない?
・ひきこもり×在宅×ITの仲間がそろった!

●第3章 「めちゃコマ」誕生
・めちゃくちゃ細かいマニュアル
・「プログラマ―適正チェック」をつくってしまった
・それでも下がってしまう自己肯定感
・「息子が講座を受講するって言ったんです!」
・「居場所」と「仕事」と「情報発信」と


●第4章 ひきこもり者マネジメントのむずかしさ

●第5章 めちゃコマ「第2ステージ」の幕開け

●第6章 在宅×IT以外の新たな可能性

●第7章 ひきこもりの「垣根」の先へ

■著者 佐藤啓(サトウケイ)
株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役社長
フロンティアリンク株式会社 代表取締役社長
株式会社ニュータイプ・ラボ 代表取締役社長。
1973年、北海道生まれ。東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業、米ワシントン大学経営大学院(MBA)修了。
1996年、セイコーエプソン株式会社入社、ソフトウェア部門にて6年間のエンジニア経験の後、
会社派遣による2年間の海外留学を経て、経営企画部門にて新事業育成等を担当。
同時期に東京工業大学非常勤研究員も兼務。2006年にフロンティアリンク株式会社を設立。
2017年に、日本初のひきこもり者主体の株式会社「ウチらめっちゃ細かいんで」を設立、
内閣府をはじめとする官公庁や企業などで講演を数多く行う。
2019年、長崎県五島市に、障害者の在宅雇用を推進する株式会社ニュータイプ・ラボを設立。
2020年同社代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

別の会社にするとこういうことできるんだ、というのがちょっとびっくりした。福島県高由温泉玉子湯、会津東山温泉向瀧、玉梨温泉恵比寿屋、群馬県たんげ温泉美郷館、改正湯、御谷湯みこくゆ、湯ヶ島白壁。あんまり遠くに行きたいわけでもないんだな。

0
2024年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひきこもり当事者・経験者主体の会社として2017年に設立された株式会社ウチらめっちゃ細かいんで(通称めちゃコマ)の創業から現在までの物語。

ここに紹介されているひきこもり当事者への就労支援は、採用から定着まで、多くの障がい者雇用現場にも転用できる具体的な好事例が多いと感じた。
障害者雇用の現場にもあるトライアル実習でマッチングミスを防ぐ採用システムはもちろんのこと、超短時間労働の契約や単発業務の紹介など現行の障害者雇用促進の制度では、まだまだ例の少ないサポートもあり興味深かった。
国の制度よりもひとつの会社の方が環境整備が進んでいる。
これはめちゃコマの社長である著者が語る通り「利益よりも理念を優先した」という想いがあってこそなのだ。
だからこそ著者は、もっと多くの当事者が活躍できる場作りが行われるように、雇用側にもっとメリットのある制度や仕組みをつくる必要性も説いている。

ITを活用した在宅ワークがメインのめちゃコマだが、住み込みボランティアとしての農業体験の紹介なども行い地域と連携した事例も面白い。

特に共感したポイント2点
【サードプレイスとして機能する出戻り可能な卒業制度】
めちゃコマで働き、自信を取り戻し、本来やりたかったことに挑戦するため退職(卒業とよんでいる)するスタッフには、OB,OGとしての参加はもちろん、戻りたいと言ったときの体制を整備し、いつでも彼らにとって通過点であり港であり、安全地帯でありたいという姿勢には大変共感した。元気になってその人らしく活躍できるようになった人との縁は就労支援者にとって人生の宝物だ。彼らのために自分もいつでもサードプレイスとして在り続けたいと思っている。

【失敗を学習と捉え直す為の仕組み作り】
著者は失敗を「想定していた結果にならなかった」ことと定義し、成功の対義語は失敗ではなく学習だと記す。
失敗を怖がる引きこもり当事者のマインドセットのために、失敗から学び解決策を出せたら評価する仕組み作りをして、当事者の仕事のモチベーションを上げることに成功した。

ひとは「想定した結果にならない」方法を何通りか体験しながら「想定した結果」にたどり着く。これはレベルアップだ。ゲームで言うなら失敗は経験値が高いということだ。はぐれメタルを叩いていると思えば、いくらか挑戦が気楽に思えるかもしれない。

本著を読んでひきこもり支援をより掘り下げていきたいと思った。
そして、障害者雇用の場、福祉現場でよくいわれる安全安心の担保といついて、自分は答えを持っていないことに気がついた。他者との関わりの中で、安心安全とはなにをさすのか。深く考えていきたい。

0
2021年06月23日

「社会・政治」ランキング