【感想・ネタバレ】並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らしのレビュー

あらすじ

あれもこれもできない日常を、誰も予想できない方向へ飛び越えていく……驚きの発想、自虐とユーモアが炸裂する全25篇。さらに『君の膵臓をたべたい』『青くて痛くて脆い』などの人気小説家・住野よる氏との特別対談を収録。花田菜々子著『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』で話題の内山ユニコ氏によるイラストを、電子版には全てカラーで収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の作品がすきなので拾い読みして、ああなんか楽しめそう……優さんだしな……と思い切って、結果、とても良かった。
久しぶりにほぼ一気読みだった。

単純に文章力がたぶん凄まじすぎるんだと思うんだけどとにかく楽しい。あとバランス感覚最高。大好き。
だからこそ(?)巻末の対談は苦手。お相手と自分の相性が悪い。

編集さんの場合は著者の書き方がこうニュートラルでするっと視点が違うんだなって思えたし、そう見えるのかそういう売り方になるのかってなるけど著者自身が並行宇宙を実感しているし、既刊の公式紹介(?)に疑問を感じることがあった人間としては、その辺り少しふわっとした。
基本、読解力に自信がないものだからほっとしてしまった。100ほっとしたらいけないけど。
著者の思うものを著者の思うとおりに受け取るって難しいものだという認識は、常に持っていたい。
わたしに技術がないだけだけども。いつも相性に頼って読んでる。

卓越しすぎていてあまりにも露骨で同世代だからついちょっとしんどくなる。打ちのめされる。
全然関係ないけどこれは例えばみゆきちでも起こる現象で、でも大好きなのだ。
自分にとって圧倒的なものに出会うとどきどきする。

0
2021年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このエッセイを読んで思ったのは「あ、私は私でいいのか」でした。そして、作者である渡辺先生が面白いのです。自分では普通と思っていた事、不安や苦手なものが他の人からすれば「分からない」ものだったりして、そんな事柄を「私はこうだ。どうですか!」といい放つ。苦手なものに怖いけど突っ込んでいく姿は清々しくて一気に読んでしまいました。左右が咄嗟にわからなかったり、飛びたい一心で大学生の頃浮遊する練習をしていたり、人には分からない自分の中の宇宙。

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2021年02月08日

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